こんにちは、ENDです。
こないだの続き、
クルマ出てくる映画紹介シリーズ、空冷VW編です。
ではご紹介しますは・・・
THE DEAD ZONE (1983年作品)
ちなみにこちらの映画、
スティーヴン・キング原作の小説が映画化されたものです。
キング原作といえば、
2年前にも当ブログで「クリスティーン」をご紹介しましたね。
大概キング作品の映画化は、原作の持つ「良さ」がスポイルされて、
ただのホラーや怪奇映画になってしまうのですが、
この「デッド・ゾーン」は珍しく!?映画も大変良いのです。
一応 映画のあらすじは、
高校教師のジョニーは交通事故に遭って昏睡状態に陥り、約5年後に目覚めます。
そして奇跡はそれだけでなく、ジョニーは人に触れると その人の過去、現在そして
未来が、わかるようになっていたのでした。ただし断片的に・・・
というのが、大まかなストーリーなのですが、
こればかりであったなら、ただのサスペンス・スリラーとなったでしょう。
映画は原作のストーリーの軸(あるいは主題)のひとつである、
主人公ジョニーの、失ってしまった もうけっして得る事が出来ない幸せと、
まったく自分が望まないものを得てしまった 孤独と葛藤を中心に描かれています。
原作のいいところをうまく映画にまとめた監督・製作の手腕も然る事ながら、
主演を務めた役者さん、クリストファー・ウォーケンの演技も良かったのでしょう。
この役者さん、
他の出演作品で有名なところでは、ロバート・デニーロと共演した
「ディア・ハンター」があります。
この映画のストーリーと息詰まるロシアン・ルーレットのシーンは衝撃的で、
クライマックスは あっけないほどに儚く悲しいものでした。
(ちなみにこの映画には’59 Cadillac が登場します)
その他出演作では、「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「トゥール・ロマンス」では
ギャング/マフィアのボスを演じ、「パルプ・フィクション」にもチョット登場していたりする
渋い役者さんです。
また主演以外の役者さんでも、
物語の中で、目的の為なら手段を問わず、やがて自己顕示欲が暴走する
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