先週のお話だった「力道山のロールスロイス」に続き、今週のお話は何と「Wildmanとロールスロイス」でございます・・・。クルマ趣味の集大成として力道山と同じく王者のクルマ、ロールスロイスを購入したWildmanでしたが・・・・・なんていうのは真っ赤な嘘でミニカーのロールスならいっぱい持ってますよ!すみません、くだらないですね。
なぜ2週続けてロールスロイスのお話かと申しますと、ちょうど今週のお仕事でロールスロイスにPinstripeを描いたからなのです(珍しくタイムリーな話題ですみません、次週よりまたタイムスリップしますのでご安心下さい)。
何で?と思われるかも知れませんが、ハデなCurlyやFlamesをデザインしたのではなく、直線をピィ~っとFreehandで1本引いたのですよ。そうなんです、超高級車のロールスやベントレーですが、純正のオリジナルでPinstripeが描かれているのです。しかもこれはファクトリーで職人さんが手描きした物で、マスキングテープの塗装とは違うもので実に味わい深いのです。
このStripeが長年、磨きすぎて色が少し薄くなってしまったり、板金補修で消えてしまった物の補修がたまに仕事で入ってくるのです。これまでに何台かのロールスやベントレーに描きましたが、こだわりのあるオーナー様は、マスキングではなくどうしてもオリジナルと同じく手描きが良いという事なのですね。今回のオーナー様は更に洒落た方で、直線以外にももっと模様を描いてくれ!!との事でWildman的にはとっても楽しまさせて頂きました、ロールスロイスへのPinstripingを!
他にも古いところでは、画像のバンデンプラス・プリンセスなんかも純正で1本ちょっと太めのPinstripeが入っていてこちらは何台も描きました。
さらにマニア御用達の趣味車があるのですが画像の濃紺の車です。何だかわかったあなたはWildman側の人、そう、ただの変態です・・・・。
このクルマはランチア・テーマ8・32です。そう通称テーマ・フェラーリといわれた、
超お間抜けなクルマです(オーナーの方、悪気はありませんので・・・)。FWDの全くフツ~のファミリーセダンであるランチア・テーマに何をトチ狂ったのか、フェラーリ308クアトロ・ヴァルヴォーレ用のV8エンジンをフロントに横置きでぶち込んだおバカなクルマです。エンジンルームなんか手も入らないほど、いっぱいつまっていて、「これじゃ冷えるわけがない、イタリアでは信号も渋滞もきっとないんだぞ!」と思わせるような身勝手な設計でした。しかし走り出せば多少デチューンされたフェラーリエンジンとはいえ、その音はまさにフェラーリサウンドでした。壊れまくりベスト10に楽勝で入りそうなクルマですが、最終期は何とマツダ系ディーラーのオートザムが扱っていたのが笑えます。さぞやメカニックの皆様は大変だったでしょう。お気の毒です・・・。しかしこいつも純正で手書きのPinstripeが入っていて、この画像のクルマも塗装補修後に2色のPinstripeを描かさせて頂きました。
こういった純正Pinstripeや画像のマッハIIIのタンクみたいなLetteringも喜んでお引受け致しますので、我こそは変態と自負する皆様の変なクルマの入庫をWildmanは心待ちにしております。
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