皆様おはようございます。
先週の土曜日、日テレの「ぶらり途中下車の旅」ご覧になって頂けたでしょうか?
というか、あのような朝の時間帯の放送にも関わらず、多数の方々より「テレビ見たよ」と言われこちらが驚いてしまいました、本当に有難うございます。
TVスターとなったWildmanはこのままジャニーズに入り同い年のマッチと共演しデビュー曲は「ビンテージスニーカーぶる~す」で決まりなのです!!
そんなことはどうでもいいとして、やっぱりクルマはプラスチックなのであります。
また頭がおかしくなったとお思いでしょうが、先週富士のTried Customsさんに出張Paintでお伺いしたときに、このように素敵なC2のコルベット・スティングレイが鎮座されておりました。ワゴンRスティングレーじゃありませぬ・・・
プラスチックなFRP製のブラックボディが何とも艶めかしく、やっぱりクルマはプラスチックだぜ!!と一人つぶやいておりました。
このC2は何とオリジナルの427ビッグブロックエンジン搭載車でありまして425hpを誇る凶暴な個体の生き残りでありました、凄いですね・・・
プラスチックのクルマって走ってるだけでバラバラになってしまいそうです。
ということでFRPボディを持つクルマたちをいつものようにミニカーで勝手に語らさせて頂きます。
初代のC1コルベットは1953年にFRPボディを身にまといエレガントな2シーターのアメリカ製スポーツカーとしてデビューしました。
といってもエンジンは直6で、ミッションは2速ATと雰囲気重視のカッコだけスポーツカーといった感じでした。その後度重なるドーピングにより強力なスポーツカーに変貌を遂げて行きますが、初代C1の女々しさが何とも素敵なのであります。
こちらはC1コルベットが製造されていた頃、販促品とされていたプラスチック製プロモーショナルモデルで実車同様60年前に作られております。
プロポーションは正確でして、何といってもプラ製なので実車同様の質感が楽しめるのです、ああ楽しい。
そしてC1コルベットと同時期にアメリカではへんてこスポーツカーがFRPで作られていました。
以前ブログでご紹介したこちらのへんてこ乗用車「カイザー・ヘンリーJ」のカイザー社がヘンリーJのコンポーネンツを使用してFRPボディを着せて突発的に2シータースポーツカーを作っちゃいました。
C1コルベットよりちょっとだけ遅れてデビューしたこちらのへんてこは「カイザー・ダーリンDKF161」と命名されたアメリカ流スポーツカーでした。
エンジンは直6で161cu.inの90hpという可愛らしい物が載せられておりましたが、コルベット同様ドーピングが施され、数百台しか作られなかった短い生涯の間に最終的にはキャデラック用のV8 365cu.inで335hpというエンジンが無理やり載せられておりました、かわいそうなダーリン・・・
このクルマはドアーがスライド式で、後ろから前へズルッと開く変態振りなのです。
当時遥かかなた東洋の島国でどうやってこのクルマの資料を手に入れたのか分かりませんが日本製のティンプレート(ブリキ)製モデルが存在してました。
殆ど輸出用だったと思われますがコスゲ(製造)とアサヒトーイ(販売)のダブルネームでこちらのモデルがあったのです。
郷愁漂うイラストの箱は秀逸ですが、ボディは寸詰まりとなっていてダーリンだか何だか良く分からないのですな。きっと職人さんは1~2枚の写真をたよりに想像しながら(適当に)作ったのでしょう。
でも60年前の実車と同時期に造られた当時物ということに意義があるのであります。室内のプリントなんか芸術以外何物でもないのです!!
そしてお次は又コルベットに戻りまして、MAKO SHARK(メイコシャーク)であります。
GMのコンセプトカーでありまして、そのデザインは次期コルベットに受け継がれて行くクルマたちでありました。
1962年の初代マコシャークはGMスタイリングのボス「ビル・ミッチェル」がフロリダ沖でメイコシャーク(アオザメ)を釣り上げた事に由来しているそうです。
サメっぽいデザインですし、クリアーのバブルルーフは潜水艦として本当に海の中に潜って行けそうなのです。
メイコシャークは次期コルベット1963年のC2にそのデザインコンセプトが生かされましたね、カッコいいなあ・・・
香港の雄、プレイアートがコルベットじゃなくナゼかこのメイコシャークをモデル化してくれていて大変感謝したのでありました。
小スケールながら非常に出来が良く、バブルルーフも見事に再現されています。
しかし70年代の時点で流通していたのはこちら後期モデルの不細工なレモンの輪切りみたいなホイールを履いていた物ばかりでした。
この初期の2ピースホイール仕様はなかなか見つかりませんでした。しかも初期型はボンネット開閉アクションもありちゃんとV8エンジンがモールドされていたのです。
後期型はホイールも不細工でボンネットも開かず、とても同じミニカーには見えなかったのでした、実車もミニカーもキモはやっぱりホイールなのであります。
[…]
最近のコメント