皆様、お久しぶりでございます。不肖Wildman、今年の初遠征としてBossと二人でヨーロッパの端っこスペインに行って参りました、3泊5日で・・・
何しろヨーロッパはどこへ行っても遠くて、今回も羽田から飛び立ちパリを経由して、スペインはバルセロナに到着するまで殆ど丸一日掛かるようなイメージでありました。
途中パリのシャルル・ドゴール空港ではとっくに引退したコンコルドさんに遭遇、やっぱりカッコいいですね、乗ってみたかったなあ・・・
2回目の機内食では何とモスバーガーが登場!! バラバラのパーツを組み立てて、このように自分でモスバーガーを作るのでした。
いくら食っても全然到着しないので、読書にはげむ事となって、大好きな西村京太郎先生のトラベルミステリーを一冊読破出来ました。
さらにCarマガジン誌も買って無心で読みふけっておりますとモータージャーナリスト、山口京一先生の自動車見聞録という、事実に基づいた昔の車業界のお話をしておられる記事がありまして、今回は1960年代中期にアメリカはロスアンジェルスのシェルビー・アメリカンを訪れた時のお話で有りまして、大変興味深く読まさせて頂きました。
ちょうどLAの空港敷地内にシェルビー・アメリカンが有った頃で、ACコブラや我が愛機マスタングGT350が組み付けられていた時代でありました、感慨深いのう・・・
山口先生はここでキャロル・シェルビーの自家用車であるACコブラ427とGT350を借り出して試乗されました。7リッター425hpの心臓を持つ野獣のようなコブラ427に対して、GT350はたいへん文明的であったとインプレッションされております。Wildmanはへんたい文明的であります・・・
そしてビックリしたのがその時に伝説の日本人2輪レーサー、故伊藤史朗を駆りだしてコブラ427に乗せていたのです!!!(Wildman's Blog 2009年2月21日参照)
ちょうど伊藤史朗が日本で事件を起こして、執行猶予中の1966年にアメリカに渡った頃でした(その後19年間行方不明)
山口先生は'58~'59のアサマ2輪レースで伊藤史朗をマネージメントされたそうで、そのつながりでこの時に呼び出したそうです。こんなことがあったなんて全然知りませんでしたので、こういった貴重なお話を伝えて頂けるのは変態じゃなくって大変有り難く思います・・・
伊藤史朗はこの時「圧倒的なパワーを持つ427を自在に操り、駐車場で8の字を描いていたのに驚嘆した記憶がある」との事で、天才レーサーの天才振りが垣間見られます。わたくしなんぞハンドルもクラッチも重いコブラを真っ直ぐ走らせるだけでも恐ろしかったのに・・・
たらればですが、伊藤史朗はあのままレーサーを続けて2輪なんてやめて4輪に転向していれば日本のレースの歴史も変わっていたろうに・・・・残念。
すみません、話があまりにもそれてしまいました!!ということで、無事に情熱の国スペインはバルセロナに到着致しました。
迎えてくれたのはやっぱり雨・・・今年も世界各地で雨を降らせるような気がして来ました、頑張るぞ!!
ホテルは中心部から外れたエリアだったようなのですが、ちょろっと散歩してみると街並は至って普通・・・なんかイメージとしてはオレンジや黄色の淡いカラーリングな建物が並び、SEATやPEGASO等の旧いクルマが路上駐車し、そこらじゅうで闘牛をしていて、みんなでカルメン'77を口ずさんでいるような感じを想像していたのですが、実際は至って普通・・・路駐のクルマたちも新しい物ばかりで、変わった旧車との出会いを期待していたので残念でありました。
週末だったのでお店も閉まっていて、ちょっと寂しかったのですがこんなところで北海道を発見!! と言ってもアメリカにあるバフェとは違って、鉄板焼きのお店でありました。
街中のスーパーマーケットにはこのように日本の食材も結構並んでおりまして、こちらは初見のカブト・ヌードルであります。
スペインで日本食を食べても仕方ないので街中のレストランに入りましたが、このようにナゼか揚げ物ばかり出てきます。
これなんて見事にデパ地下の海老フライ以外何ものでもありません。
「うわーこのパン、辛子明太子が塗ってあって美味そうだぞ!!」とかじったら、トマトを表面に塗りたくってあるのでした・・・
こちらのプチハンバーガーは見た目も可愛く、お味もGQQDでありました。
もちろんこういった生ハムのたぐいは最高のお味であります!!最後はアイスクリームを2スクープ頂き、御馳走様となりました。
食べ物の話ばかりですみません、本当の目的はバルセロナで開催されている"Speed Fest"というCar & BikeのShowに招待して頂き、Artistとして参加することだったのです、食べ物は重要ですが・・・
今回で(たぶん)5回目の開催となるこのショーはカスタムカーとカスタムバイク、そしてアートを絡めたKustom Kultureなイベントになっておりまして、インドア会場での2日間開催となっていました。
最初は雨が降っていたので搬入時に地面が濡れていましたが、突然おがくずを撒きだして、それに水分を含ませて処理しておりました、ナ~ルほど。
クルマはアメリカ車とVWが中心となっていて、日本車は全く無いので、ヨーロッパにおける外し技カスタムは見れませんでした。
あ、でもこの搬入車両のNissan Truckはウィンドウがラウンドしててとってもカッコ良かったですね。
Hot Rodはこちら一台だけの参加でちょっと寂しかったのです。
こちら年式の全く分からないThunderbirdや(のちに1972年と判明)本牧StyleなConvertibleがありました。
こちらはとても綺麗なBuickのWoodyでしたが、ガラスにはこのステッカーが貼ってありました。世界中どこへ行ってもこれを貼られている方々が沢山おりまして、アイボールのステッカー以外のデザインではこれが一番貼って有る確率が高いような気が致します、誠に有難うございます。
こちらのフィアット・セイチェントがWildman的なBest of Showとなりました。
バイクはですねやっぱりHarley Davidsonが多くて、他BMWやMoto Guzzi、それに日本車がちょろっと混ざっている感じでした。
一番目立ってたのはこの変態的な乗り物で、まあるいまあるいフレームの中には、何とシトロエン2CVの空冷フラットツインが収まっておりました、意味分かりません・・・このスペースにスポッと入りそうなエンジンなら何でも良い訳で、コンパクトなマツダ・ロータリーなんかを積んだら制御不能になって面白そうですね!!
Pinstripeのお仕事も沢山頂きまして、クルマやヘルメット、ツールボックス等々、2日間に渡って色々と描かかせて頂きました。
こちらはYokohama Hot Rod Custom Showにも参加していらっしゃるイタリアのブラスターさんです、ヨーロッパでは何時も人気者です。
他にもスペインのArtistの方々がデモを行っておりました。
やたらやかましいデモをやっていると思ったら、チェーンソーを振りまわしてTikiを作ってました、ビックリした・・・
そして楽しみのお食事はですね、Show会場で何時間も煮込んでいて全然出来なかったパエリア(パスタ版)にやっとありつけ、最終日にはご飯版のパエリアも食すことが出来、魚介出汁をたっぷり堪能出来て満足致しました。
そういえばちょうどサッカーのリーガ・エスパニョーラのエル・クラシコ、FCバルセロナとレアル・マドリードの試合が行われていて、街中が大変な騒ぎとなっておりまして、98,000人!!の観客でスタジアムは埋め尽くされてホテル周辺のバーはどこも満席で、試合が終わっても夜中の3時
頃まで皆さん騒いでおりました、寝かせて下さい・・・・
そんなこんなで3泊5日のカルメンな旅は無事終わりましたが、日本に帰ってビックリ、同じ日に同じ場所から出発したドイツの旅客機が墜落したというニュースが入っていて、小心者は未だに震えが止まらなくなっております・・・・
Wildman世界美食& Pinstripe紀行スペイン編
Wildman
フリーハンドで車や Motorcycle はもちろん、1-Shot Paint がのるものなら何でも直線曲線のラインを組み合わせて表現する Pistripe Art や、レタリング サイン、世界中のイベント ポスター デザインや Clothing デザイン等を行うのが MOONEYES Sign & Pinstripe Studio。日本で最初のプロピンストライパー Hiro "Wildman" Ishii があなたの Dream を想像しているモノ以上に叶えていきます。
お仕事のご用命は、E-mail または お電話にてご連絡ください。
MOONEYES Sings & Pinstriping Studio is headed by MOONEYES Official Pinstripe Hiro "Wildman" Ishii. No matter if it's lettering, pinstriping, designs, signboards, placards, airbrush, gold leaf, or something out of the ordinary, small or large as long as it can be hold still, consult with Wildman as he will get the job done and he will grant your Dream than you expect.
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