今後どのチームにもクラスター発生の可能性はある訳でして、今シーズンは予定している全ての試合数をこなし切れないのではないかと危惧しております。最 後は運が良かったチームがうっちゃりで優勝という結果になるのでしょうか?
そんな中、最近MQQN Cafeに前DeNAベイスターズ監督のラミレス氏がちょくちょく来店されます。ご家族でお食事をされるのですが、本牧在住なのでバラエ ティ番組出演の時も本牧の風景が映っております。

MQQN Cafeには徒歩で来られているので、小心物Wildmanは帰り道を狙いMQQN Garageのかげにコソコソ隠れて出待ちをし、今だ!!とこちらのBaystars X MQQNEYESのコラボジャケットを差し出し「サ、サイン下さい」と叫びました。するとニコニコ笑って快く「ラミちゃん」とサインしてくれました。お礼に私のサインをしてあげようかと思いましたが変態に思われそうなのでやめました、お子さんたちも一緒でしたし・・・・
「2018年のあの試合の采配は何だったのか?」とか「クライマックスシリーズでの謎継投の意図を説明せよ」等々言いたいことは山ほどありましたが、5年間の監督在任中3度のAクラス入り&奇跡の日本シリーズ出場という歴代のベイスターズ(ホエールズ)監督としては突出した成績を残しましたので、それらに敬意を示し勝手に和解致しました。「ラミちゃんてやっぱり凄かったんだ!!」と思う今日この頃であります。
という事で前回ブログからの続きでありまして、ゆる~い作りの当時物バイクミニカーを紹介させて頂きます。
最近のバイクのモデルなんて超精密になってしまい、ミニカーではなく模型と化してしまったので、ちょっと触ったら速攻ぶっ壊れそうだし、10年も経てば飾っておい ても勝手に部品がとれて行く姿が想像出来てしまうのです。バイクのミニカーなんてタンクとエンジンとタイヤが付いていればそれで充分なのです、後は創造力なのであ ります。修行すればじ~っと見てるうちにエンジン音が聞こえて来て、あら不思議実車に見えて来るのです、何事も修行なのであります。

まずはイタリアはPolistil製のHarley-Davidson XLCR ”Café Racer”であります。このバイクの実車が出た時、不肖Wildmanは未だ中学生でありまして「バイクはカワサキのマッハが最高、それ以外は意味なし」とほざいておりましたが、ハーレーらしからぬカフェレーサースタイルでビキニカウルやキャストホイール、スリムなタンクにシングルシート、クロームメッキパーツ無しのXLCRは当時日本のおっさんが昔の自動二輪免許を駆使し、サドルバッグを付けてパレードで乗ってる姿しか見ないツーリング系のハーレーとは全く別物に見えて「コレ、カッコいい、ハーレーでもこれなら許す」と免許も乗っていない中学生が一人納得しておりました、ただのアホですが。
XLCRはライバルのつもりでいた日本製やイタリア製のスーパースポーツに対しては性能的にも値段的にも全く歯が立たず、商業的には完全に失敗に終わったというの がはかなくて心惹かれるのです。でもこれは絶対にカッコいい!! 歴代ハーレー最強です(個人の意見になります)今となっては生産台数も少なくて超プレミアムなモ デルになってしまいました。

Polistil製のミニカーはもちろん当時物であります。とっても寸詰まりなのですが、カウル類やタンクの各パーツは必死にカフェレーサーのXLCRを表そうとしているので、凝視しているうちに実車よりカッコよく見えて来るのです。ちなみにこちらは購入後一度も箱を開封しておりませんので、45年前のイタリアの空気が入っている物と思われます。

そしてこちらの大小サイズのカワサキ750SS MachⅣ(H2)は同じくイタリアのPolitoys製となります(Polistilブランドの前身)オレンジのでっかい方はXLCRと同じくぽっちゃりしたおおざっぱな作りですが、エンジンのディティールだけは秀逸でカワサキ・トリプルを見事に再現しております。

ライムグリーンのちっこい方が全体のバランスが良くって、改造車のような色合いと大げさなテールカウルがそそられるのです。


そしてこちらは同じくイタリアはMercury製の750SSになります。輸出用ブルーのH2のモデル化でレインボーラインのデカールは白縁まで入って芸が細かいのです。スリムなマッハを見事に表現しております。こちらもケースを開けたことがございません。


そしてこちらが当時物マッハのミニカーで一番出来が良いと思われる日本製バンダイはビッグミニシリーズの750SSであります。エンジンも何もかもシャープな出来栄えでオレンジレインボーラインタンク&テールカウルの造型も素晴らしく、サイドカバーのエンブレムは国内仕様のMACH III 750になっているところもポイント高めなのです。右斜め後ろから見た姿は正にマッハで絶品なのです。



そしてライムグリーンのカフェレーサーは香港の雄Zylmex製の500SS Mach IIIです。プラスチックパーツ多用のチープモデルですが、製作者がバイクを分かっていたと思われ3本チャンバーやセパハン、ビキニカウル、mach IIIのデカール等々雰囲気抜群なのであります。これも中学生の時一台目を発見した際は興奮致しました。


最後のマッハ(と思われる)モデルは中国製Speed Cycleシリーズのウルトラチープモデルです。3気筒エンジンとレインボーラインが無ければマッハだか何だか分からないモデルですが、修行するうちに念じてみていれば不思議な事に段々とマッハに見えて来るのですなコレが・・・・・サイドカバーにはMachIIIではなくMade in Chinaと彫ってありますが。
これを見つけたのはついこの前の1991年、ボンネビルの帰り道の田舎道のスーパーマーケットでありました。




今度はホンダの番であります。ZEE Toys (Zylmex)の香港製”The Drag Honda”であります。宇宙へ飛び立つ小型ロケットのようなモデルはホンダCBのドラッグレーサーなのであります。このカラーリング、カウルの形と角度、幸せいっぱい夢いっぱいのミニカーとなっております。元ネタは60年代レベルのプラモデル、Honda Drag Custom Bikeのコピーなのですが、こちらは完成品なので組み立ての手間がありません、ミニカー最強であります!!



Made in USAの奇抜な青と赤のカラーリングを持つ軟質プラスチック製のこちらはホンダのスポーツカブ C110になります。なんでまたスポーツカブなんかを60年代当時アメリカでモデル化したのかはさっぱり分かりませんが、OHVエンジンやアップマフラータンクの造型やエンブレムに至るまでかなり丁寧に作られているモデルなのです。見ているだけでOHVサウンドが聞こえて来るのです、素晴らしい・・・・・

そして最後を飾るのは幻のオートバイVan Veen OCR1000であります。1970年代に少年ジャンプを愛読していた良い子の皆様にはおなじみの村上もとか先生作「熱風の虎」に主人公のライバルとして登場する氷巻明彦(花形満みたいなものですな)が駆るバイクとして登場したスーパーバイク、バンビーンOCR1000はそのミステリアスな存在でお子様たちを虜にしていました(主人公の大番虎一はカワサキZ1 カフェレーサー)
バンビーンは何たって1000ccの水冷ロータリーエンジンを搭載し200キロ以上の最高速、お値段はBMW R100RSの2倍というウルトラ高価格、生産台数はたったの38台と何から何までスーパーな存在で今や幻のオートバイと化しております。当時新車が1台日本に入って来たのは驚きでした、今も存在していますが。




そんな珍車を当時スペインのGuiloy(ギロイ)というメーカーがモデル化しておりました。特徴的なロータリーエンジン以外一体どこがバンビーンなんだろ?という風情でありますが、作ってくれたことに価値があるのですな、ハイ。じっと見つめているとロータリーエンジンの甲高い音が聞こえてきて、氷巻明彦が遥か彼方へ走り去って行くのです、何事も修行であります!!