Monologue

Tippin’ scales worldwide “Art of Speed 2019” 後編 っていうかこっちがメイン

7月27日(土)6:00
寒さを感じるほど、クーラーが効いたマレーシア コンコルド ホテルの部屋で目覚める。相部屋の矢野君は、僕の大いびきにも関係なく熟睡しているようだ。矢野君のアラームが鳴る….矢野君マジ動かない…..おーいヤァノォさぁーん、朝ですよー……あ、手だけ動いた……アラームを消す……寝る…….アラームがなる…….矢野君マジ動かない……いやいやヤノクンファッツアーップ?…….あ、動いた…..アラームを消して寝る….. これ何回も目の前で繰り返しているんですよ。朝ごはん食べずに、ギリのギリまで寝さした方が良いなと思いながらも、ちょっと面白かったです。たぶん寝ている矢野君の鼻に吹き戻し笛(ピロピロ笛)を入れてもまったく気付かず定期的にピーピー鳴らせますよ。なんでも万能にこなす彼にこんな一面があったのね。で、矢野君がようやく起きるじゃないですか。そしたらめっちゃ信じられないくらい動き早いんすよ。さっきまで僕も余裕こいてたのに、準備に猛ダッシュすよ、ドリフみたい。(寝起きが悪いのか良いのか)「どっちだよ!!」 って思わず突っ込みたくなるくらい寝起きからの追い込みスピードが狂ってるんす。で何事もなかったように朝ごはん。若干目が座ってますが、いつもの矢野君す。あんたヤッパすげぇよ。

ずらりと並ぶ豪華な buffet スタイルのホテルの朝食にいつもなら歓喜していますが、見てくださいこの僕のセレクトと量。

完全に昨日の朝食がPTSD的なトラウマになっているのか、劇的に弱気です。我が家のわんぱく娘だってこれくらい余裕です。いいんです、この時の僕にはリハビリが必要だったんです。

昨日お会いしていなかった日本から来られていた皆さん、アメリカから来ていたオリバーさんにも会え、ご挨拶して、イザ会場へ!!

会場に到着。

ライドイン前に Falcon “Pantastic” の洗車をさせてもらう。Motorcycle Guest の 平和モーターサイクルの木村さんから「工具あります?」とお声かけ頂き、「あぁー工具箱クルマに載せっぱなしだった」と気づき、存分に使ってもらう。たまたま積みっぱなしだったけどお役に立てて良かった。そうすると今度は、Hot Dock の河北さんも工具が要りようになったとの事、喜んで使って頂く。

世界的に有名なビルダーのお二人が僕の工具使ってくれるなんて光栄だと思っていたら、河北さんのHarley-Davidson が輸送中にバッテリーが上がったらしくジャンプスタートの為、MOONEYES ブースに来られました。もう感無量ですよ。まさか僕の Falcon の電力で Hot Dock 河北さんの Harley-Davidson の始動のキッカケを作るなんて。二輪と四輪ではありますが、野球少年がサッカーのペレにお水を渡せたみたいなもんです。目に焼き付けました念写です念写。嬉しいぃ〜。

ライドイン準備の連絡が入る。なんか不思議なんですよ。いつもHot Rod Custom Show(以下HCS) でスタッフとしてGuest の方々へご案内、計画・進行している事を自分が逆の立場になって今動いている事が。スタッフの方に誘導されながら「あ、こういう感覚なんだ、こういう景色なんだ」と体感していくんですよ。どのタイミングだったかな?うろ覚えなんですが、何処かのタイミングで Shige-san から「いつも自分がやっている事の逆の立ち位置からイベントを見ると、色々見え方が変わってくるだろ?」と言われたんです。本当にそうなんです。毎年毎年 HCS で Guest の人たちがイベントを盛り上げようと考え、動いてくれていた事を再認識しました。

イベントスタッフの方の誘導を信頼し、ライドインスタート。おぉ〜すげぇ〜こんな景色なんだ! って思ったと思うんです、はい。いや実はここの部分ほとんど記憶が飛んでいるんです。Shige-san が撮影した写真、矢野君が撮影した写真、同じ横浜で活動していて、HCSの撮影をお願いしている神田さんの写真を見てこうなってたんだと知りました。本当に本当に貴重な貴重な体験でした。停止位置で Falcon を停め、降りた時に感極まって万歳したんですけど Shige-san から失笑され「お前本当に楽しそうだなぁ〜」と言われた時に我に返った感覚です。僕的には、原辰徳バット放り投げホームランみたいにカッコよく決めたつもりでしたが、写真を見ると現実は全然違いました。Guest インタビューでは、The Nashさんがサッと通訳に入ってくれライドイン終了。写真はShige-san、矢野君撮影写真です。

それにしても Shige-san の撮影の場所見てください。

もう対象物にぶつかっちゃうくらいの位置です。29歳で、MOONEYES に入社して、工事現場以外で初めてカメラを触り、それから2年間、ほぼ毎日撮影の事で Shige-san に怒られてました。何がどうって話だけじゃなくてこういう場所だったり、撮影する側の精神の部分を。久しぶりにShige-sanが一眼構えてる姿観ました、未だに健在なんだなぁ。画像加工なしでこんな写真撮っちゃうんだもんなぁ。撮影する側から言うとこのシャッタースピードに設定する度胸はないですよ僕には。これ以上ブレたら何だかわからないし、安全に撮ったらこの躍動感は出ないです。あえてまんま加工なし載せます。これ普通に狙って撮れるような一枚じゃないんです。

MOONEYES ブースに戻ると物凄い人で賑わっています。

エキスパートサニー矢野君と、つい先日築地で一緒に生牡蠣とマグロを楽しんだ MOONEYES BKK のマークさんがテキパキと接客・販売を進めていて、Wildman は人だかりのなか、オーダーの仕事をしながら、サイン攻めにあっています。

そして話には聞いていましたが、想像通りというか想像以上に Shige-san へサインを求める人が途切れないのに本当に驚きました。ずっと、ずーっと、ずぅーっとサインを求める人たちに囲まれています。Shige-san がちょっと席を外すと、「何処に行ったんだ」と皆さん聞いてくるんですよ。僕もしょっちゅう「デスクが汚い!」「片付けろ!」とShige-san から置き手紙スタイルのサインを貰いますが、ワケがちがいますからね。イベントの度に制作する非売品ステッカーだったり、ミニカー、T-Shirt、今回のAOS2019用に500枚準備したFalcon Pantastic ハンドアウト(フライヤー)とサインする対象も様々。イベント出張前に黒ペン、白ペン、シルバーと各20本くらい準備しますがサインを求められたら適している色をその都度変えて最後に “Go! with MOON 2019″って入れていくんですよ。

Shige-san マメだなぁ〜と感心していると、僕にミニカーを差し出す人が来るんですよ。最初、意味がわからなくて「ちょっと待っててください、今Shige-san サインしているから次書いてもらいましょう」とジェスチャーで伝えると僕を指差すんですよ。「は?僕ですか?」となるじゃないですか。宅配便の配達の時と、クレジットカードで買い物した時しかサインなんかした事ないですよ。もう恐る恐る「PAN SUMI 2019」と書いてみると真っ直ぐな笑顔で喜んでくれている。信じられない……。むしろ逆にありがとうございます!ですよ。

その後は、もう求めてくれる人がいれば、一生懸命に書いていきました。それをサインを書きながら横目で見ていた Shige-san が「ダサイサインしてんじゃないよ。なんかあるだろ。ファルコンに入っているブタのマーク書くとか。練習しろよ!」と言ってくるんです。いやいや、無理ですよいきなり異国で「お笑いマンガ道場」みたいな事言われても。こんな事になるなら一筆書きとか練習しておけば良かったと思いました。いやでも練習しているところ絶対見られたくないな。というか練習しているところ見ちゃったスタッフとか家族も嫌な空気になるじゃないですか。「なにやってんの?」か「勘違いしてんじゃねぇーぞ」って。わかってますって。

Shige-san はずっとサインしています。マークさんの背中借りたり、Blue Panic 金子さんの背中借りたり….見てください金子さんのこの顔、「写真撮って撮って!!!」ってオーラが凄い。ほらとっくにShige-san サイン終わっててもまだこのポーズ。欲しがりだなぁ〜。僕と同じで金子さんは天性のMですドMです。

気がつけば夕刻になり、各ゲストの方へのプラーク贈呈をステージでやっているので撮影。

食事であったり、急遽必要になった物の手配、移動など、些細な事までサポートをしてくれているAOSスタッフのホスピタリティーの精神はイベント運営をする上で本当に勉強になります。主催者 Asep-san の奥様 Deni-san がステージ脇で全て段取り、仕切っている所を見学しているとステージで僕の名前を呼んでいます。まさかまさか僕なんかに。ありがたい限りです。

あっという間に初日が完了。

7月28日(日)6:00
矢野君弾丸寝起き前にホテル付近散策。早朝のこんな時間にこんな都会でマラソン大会です。日中暑いからこの時間なんですかね。ストイックすぎる…..

この日の朝食

だいぶリハビリの効果で、恐怖まで感じていた朝食イップスも克服されています。

会場に到着後、昨日回れていなかったエリアを一周させてもらいます。何処かで見た後ろ姿、ショーン!! 一昨年、日本で広報としてMOONEYES に勤務していたショーンがイベントスタッフとしておそらくもう一人のスタッフとミーティングをしています。真剣な表情で何かを確認しています。ジーン…頑張ってるなぁ〜なんか嬉しいなぁ。邪魔はしたくないので離れたところから見ていましたが気付かれました。頑張ってショーン!

ブースに戻るとKustom Style 佐近さんとSide Project Cafe 横谷さんがファルコンのルーフを磨いています。「お前偉くなったもんだな」Shige-san が耳元で言ってきますが、よく見てくださいよ! 絶対このお二人、この展開を期待している確信犯ですから。上手いよなぁ〜。光栄ですけど。佐近さんは良くお話するからあれですけど、横谷さんが僕の Falcon を磨いてくれるのはなんか感慨深いなぁ。横谷さんが所有している VW Type-II 昔っからずっと気にしている存在なんで。なんか堅苦しい事が一切無いじゃないですか。オーナーの横谷さんのやりたい事であればジャンル関係なくカスタムを進めていくところが他のクルマと違って見えてたんです。ストレートにカッコ良いですからね。有難うございます。

「ちょっと金子さんと会場廻ってくる」Shige-san がブースを出ていきます。ずっとブースでサインしていたので一般の人が沢山入ってくる前に廻られるのでしょう。Blue Panic さんの販売商品、価格も頭に入っているので大丈夫です。見送ってしばらくすると若い夫婦が Blue Panic のテーブルに近づいてきました。ニコニコ接客、しばらくすると Truck Masters のポスターをご購入して頂きました。「Thank you! Thank you!」とポスターを渡したらサインを書いてくださいという流れになりました。え?….昨日自分自身のサインは書いてきましたが、完全にこのご夫婦は僕が Blue Panic の金子さんだと思っています….。いや僕は違うよ! No Blue Panic だよ! って言おうと思ったんですが、マレーシアの人って本当に笑顔が素敵なんですよ。一切曇りがないスマイル。

こうなったらやるしかないか…..落ち着け「Truck Masters」と書きながらチラリと目の前のお二人を見ます。さっき以上のキラキラしたスマイルです。「Blue Panic」チラ、あぁどんどん満面の笑顔に…いいのかなこれで…..「Kenichiro Kaneko」あぁ〜書いちゃったよ、罪悪感に潰されそうになる、いやダメだこれはさすがにだめだ正直につけたそう「Pan Sumi」「MOONEYES 2019」ふぅ

「Truck Masters Blue Panic Kenichiro Kaneko Pan Sumi MOONEYES 2019」どんだけ長いサインなんだよ! 洋楽のサビみたいに長くなっちゃった! Truck Masters に MOONEYES ジョインしちゃったよ! と思いながら手渡すと200点満点の笑顔で受け取ってくれました。こんな経験絶対日本で体験出来ません。いや出来る事ならこんな事はパスしたいですが、プライスレスです。

って隣でWildman がいつも通りお客様からサインを求められて書いているんですが、ん?ちょっと待って! えぇ〜!! 透明な携帯ケースの裏側から鏡文字で迷いなくサイン書いています。どうかしてますよ、頭の中どうなってるんですか?レオナルド・ダ・ヴィンチみたいな事平然とやってますWildman。僕が書いたサインと次元が違いますね。

会場を廻ります。Car Show, Motorcycle Show, Vendor Booth、Artist Area、Media Booth… Yokohama の HCS に似ている部分もあります。出展車輌はAllジャンルです。USA 車、空冷VWはもちろん、国産旧車や80s – 90s の車輌、Porsche だって930も964もいます。純粋に楽しいです。恐らく勝手な解釈ですけど HCS が アメリカのカルチャーを向いていて、AOS は日本のカルチャーを向いているんじゃないかなと感じました。RAUH-Welt BEGRIFF の Porsche も凄い人気です。大手のガソリンスタンドのブランドや、二輪メーカーのブース、Vans も大きなスペースをとって販売をせずブランディングに物凄く力が入っているのが伝わってきます。ステージも大型モニターが配置され動画が流れ、Tatoo のConvention、隣接している建物には、Vintage の古着のブースなどもあり、屋外の大型ステージでは、夜12時過ぎまでライブで盛り上がり、キッズ向けのストライダーのレース、飲食ブースや、スワップミートエリアも充実しています。イベント会場のレイアウト、各エリアに配置されるスタッフの方の誘導、各場所を案内する膨大な提示物&大型バナーのデザインとわかりやすさ、清掃スタッフの方の動きなど、本当に細部まで目が届いています。来場しているお客様の年齢層を見ていると、HCS とはベクトルが違う部分もあるかもしれませんが、AOSというイベントが年を重ねるごとに大きくなっているのがよくわかります。主宰者である Asep-san, 奥様の Deni-san の頭の中で「やりたい事」を毎年毎年実現させていっているんだろうな。本当に凄い事です。

時間がある状況の中で新しい事に挑戦するのはとても楽しい事です。ですが、時間がない状況で新しい事をゼロから作っていくのは相当なプレッシャーを感じながら時間を過ごす事になります。成果物が出来ていないのに時間だけが削られていくときの不安はとてつもない。実際僕なんか、毎年ヨコハマのHCSで、当日の記憶ってほぼありません。余裕ゼロです。ところが、時々会場でお会いするイベント主催者 Asep-san も Deni-san も笑顔で楽しんでいるんですよAOSを。たぶんこの笑顔が一番衝撃だったかもしれません。僕もこうなんないと!! って凄く強く感じました。

「絶対余るだろうな」と500枚準備していた Falcon Pantastic ハンドアウト(フライヤー)も二日目のお昼には無くなり、アワード授賞式では、先日のブログでも書いた手作りのPantastic スケートボードも受賞者の方へ無事お渡し出来ました。AOS2019無事終了!! 貴重な体験をさせて頂き有難うございました!

7月29日(月)7:00
あっという間に帰国日。

誰からも求められていませんが、出発日の衝撃的な朝食体験の傷も癒えた、本来の僕の朝食スタイルをご確認ください。

この日は、AOS主催者 Asep-san のアテンドでMOONEYES Item も取り扱う Riders Garage & Co さんでEvent Guest の方達とランチパーティー。日本では気付いていませんでしたが、相当のコーヒー中毒だったのか、たった数日のマレーシアでアイスコーヒー飲みたいと思っていましたが、ようやくここで頂きました。美味い!美味しいぞアイスコーヒー! 最高だアイスコーヒー! 他の人がビールを何杯も飲むように沢山アイスコーヒーを飲みながら皆さんと談笑。こんなにカッコ良いお店がマレーシアにあるんですね。

他のゲストの人たちとはここで別れ、次はGasket Alleyさんへ。作り込まれたショップが連なるモールのようなところですね。日本でもここまでカッコ良いお店見ないと思います。Shige-san 始め、僕以外の皆さんは初めてではないので再会を喜ばれています。僕もお店の作り込みに感動していたらふと身体の異変に気づき始めました。

(以下お食事中の方はご遠慮ください。)
お、お腹が痛い….アイスコーヒー飲みすぎたかも…。トイレ、トイレ、あったあった。出た〜ホース式トイレです。世界各国トイレ事情ありますもんね。ノーペーパー&銀色のホースが待機しています。いやハナシには聞いていました。ホテルのトイレとかは日本と変わりませんが一般的なトイレは紙はなく、脇にあるホースで洗うと。あと数時間で帰国というタイミングで抜き打ちテストだ….。さすがにエキスパートの皆さんも経験していないようなハナシしてたな。僕のような無計画人間は絶対こういう事になります。

どうする?…………もうどうにでもなれです。ベトナムの時も、知らない現地のオジさんとノーヘルでバイク二人乗りして、地元のドローカル食堂でご飯食べたし、こういう時は、流れに逆らわない方が良い。銀色のホース先端にはレバーが付いているのでここで多分調節が出来るのでしょう。草刈機のスロットルみたいですね。テスト放水! なーるほど、まぁまぁピーキーなセッティングですね。一気にドン!的な。もう、ここからは具体的な事書いてもあれなんで、僕の抽象的なセリフでご理解ください。

えい!→ あ! はいはいはい→わかった!こうか! →あ〜意外とこっちの方が快適かも→そりゃトイレビッショビショになるわ。終了!!
結果: 全然アリでした。むしろ入る前より綺麗になったんじゃないかぐらいの快適さ。やっぱり、郷に入れば郷に従えですね。もう何も怖くない。

これにて、マレーシアの全日程が終了となりました。イベント運営をする側としてもとても勉強になった数日間となりました。

僕の場合、Falcon “Pantastic” を所有していた事で、幸運にも今回の経験をする事が出来ました。

僕にとって、Falcon “Pantastic” を走らせる事は、19年経った今でも特別な事、とても幸せな事です。23歳で購入したものの、色々諸事情があって手元に来たのは7年後の30歳。手元に来た時、機関の欠品パーツもあり、シートもない、ほぼドンガラの状態です。

7年という時間と目の前の状態に、もう諦めてもおかしくない状況でした。それでも手を差し伸べてくれたショップの人達がいました。諦めずに、目の前のこのFalcon を乗るなら、どうせなら今まで見た事もないような Falcon にしたいと思っていました。でもファルコンという車の構造上そのような頭の中でイメージしているFalconは本国アメリカでも一台も居ませんでした。その事をショップの社長に相談した時、全く迷いなく真っ直ぐに「出来るよ!やろう!」と即答してくれたんでした。そこから2年、ショップに新しく導入されたリフトをずっと占領し、試行錯誤しながら理想的なスタンスが完成し

ペイントも艶無しで同系色の複数のカラーを使用して、プレスラインにフェードペイントが入り18th Yokohama Hot Rod Custom Show 2009 の搬入日、最後に会場に辿り着いたんでした。この時の Show Name は “Metal Humidor”。Body Color から葉巻を入れる薄い箱って意味でした。

その後、家族が増える事になり、迷いなく乗るのを一度お休みしました。Falcon を購入した時も、復活をかける時も、何一つ、反対しなかった人が家内です。何が一番というか、家族がまずあってで、全てが軌道に乗った時に又、乗れれば良いとしか考えていませんでした。お休みしている間も、不思議と、焦り・苛立ちは一切なかったです。Falcon を走らせる事が出来ているのは、仕事だったり、家族だったり、他の全ての事がクリアになっている時です。

2年お休みし、しばらくした、HCS2014 の時、Car Show の Spotlight で 60’s Custom の企画が持ち上がり、Custom の進行を決意、Tire & Wheel を変え、本国USA Glory Grilles にTube Grille をオーダー、そして憧れだった方へ遂にピンストライプとパネル部分へのサインを入れてもらいました。この時、パネルにサインを何ていれようか考えている時にスパッと 「Pantastic」と命名したのが Shige-san です。

その後も、ルーフの大きな凹みを直し、ようやくルーフだけですが、グロスのパールのフェードペイントをいれ、Body 全体へのラインの追加。ちょっとずつちょっとずつです。娘の保育施設に迎えにも行ったし、Kid Rocker の Hot Rod とテント積んで2台でイベントにも行ったし、仕事帰りにラーメン食べにも行きます。

お世話になっているショップの方達の協力、家族の理解、そしてMOONEYES スタッフとして恵まれた環境である事。これが一つも欠ける事なかったから、19年経った今でも Falcon “Pantastic” に乗れているんだと思います。改めて感謝します。

マレーシアから帰国後、ふと “Pantastic” の下に小さく入っているキャッチ “Tippin’ scales worldwide” ってどんな意味なんだっけ?と思い、
5年前に名付けてくれた元同僚 Steve に電話。

「あれはね、「世界が驚く」って意味。「パンタスティック 世界が驚くぜ!」 って良いでしょ?」

いまさらなんだけど、知らなかったぁ〜!!

マレーシアで僕のクルマを見た人が、ちょっとでも刺激を感じてくれていたら嬉しいですね。

お会いした全ての皆さん有難うございました。

MOONEYES 広報 Pan スミ