普段、というか毎度どうでもいい独り言を書いているこのブログ…ですが、心機一転、新しい事を始めてみます。
きっかけは、今回も一つの「疑問」からです。いつも無駄に妄想して考えこんでますから。
毎日、MOONEYES へ出社すると沢山の商品だったり、サンプルだったり、これからカタチになる絵型などが溢れかえっている職場なのですが、そんな中、一個だけ完成した状態のモノを見た事が無い商品があったんですよ。
オートパーツだと、商品自体を確認出来ますし、装着した状態も当然確認します。そりゃそうです。
衣類だったら、実際にその商品を見る事も出来ますし、着用したモデル写真も見れます。ノベルティアイテムもCafe の出来立てメニューも同じく…。そりゃそりゃそうですって。
だがしかし!!ある一つのジャンルの商品だけは、完全な状態の姿を見た事が無かった事に気づいた訳です。
それは。それはですね…
そう!! プラモデルなんです。
この商材だけは、完全な状態をこの目で見た事が無いんです。いや商品は見ますよ。Boxを手に取って、中を見て、ニヤニヤまではするんです。でも実際に作って完成した姿って見た事無いんです。ここがミニカーと違う部分ですね。
毎回、BOX にプリントされている、模型メーカーのハセガワ(Hasegawa Corporation)様が作られた完成品の写真は見ます。
「すげぇ〜」とか、「ハセガワさんのロゴマーク、カッコいいなぁ〜」とかまでは、いつも思います。これは、MOONEYES に勤務するとかうんぬん抜きで少年時代から変わりません。
でもMOONEYESから販売しているプラモデルで、完成した姿を手に取って眺めた事が無いんです。
もう、そうなるとですね。気になってしょうがなくなっていきます。そうですそういう人間です。
それでいいのか?そんなんで我慢出来るのか?実物を見て感動したくないのか?そもそも君は広報じゃないのか?
グルグルグルグル考えた結果、気がついたら受話器を手にしてプラモデルメーカーであるハセガワ様へ直接電話していました。
これは少年時代には出来ませんね。
少年時代の僕に言ってやりたいぐらいです。「大人って凄いだろ!!」と。いや電話しただけですので、僕自身は何も凄くありません。
呼び出し音を長い時間聞く事もなく、ほぼ瞬間的に電話に出て頂けました。
「模型のハセガワです」おぉ〜カッコイイ〜!! 1941年 木製模型メーカーとして創業し、現在プラモデルメーカーであるハセガワ様、さすがお電話でのスタートから伝統を感じます。
普段「MOONEYES スミです」とか、「はいスミですー」と電話に出ますけど、「○○のスミです」と言った事ないですね。言ってみましょう今度。
「広報のスミです(キリッ!)」おぉ〜。いつもと違う気がする!!
あ、脱線しました。戻ります。
突然の電話にも関わらず、ただただ完成品を見たいですという僕のワガママにも関わらず、今回特別にハセガワ様が製作された模型サンプルを快くお送りいただける事になりました。
あのBoxに載っている完成品そのものです。こんな事、少年時代には出来ませんって。千葉県印旛郡で幼少期を過ごしていた時代の僕に言ってやりたいです。「なぁ〜大人って凄いだろ?」と。いや、大人になった僕自身は何も凄くありません。
ハセガワ様より厳重に梱包された荷物が到着!! ドキドキのご対面です。今回お送りしていただいたのはこちらのモデルです。
1/24 Model Car MOON Equipped VW Type2 Micro Bus
1/24 モデルカー ムーン イクイップドVW タイプ2 マイクロ バス
おぉ〜!! すげぇ〜!
いや、これは誇張抜きで周りにいたスタッフ皆んな集まってきましたからね。これがプロの技術なのかと。感動です。もはやプラスティックに見えません。
いやぁ〜、遂にこの商品の完成した完全な姿を実際に見る事が出来ました。ちなみに下に鏡を置いて撮影したのですが、ロゴとか経年劣化したビンテージのミラーに見えますよね?
違うんです。実はこのミラー “MOON Equipped Garage Mirror “という新商品で近日発売となります。(サイズ)H48cm W40cm 詳細は近日アップします。お楽しみに!!
プロの作品を見るという大変貴重な体験が出来ました。
とても満足…すると思ったのですが、またもやグルグル考え始めてしまいました。
それでいいのか?作る事を楽しむのがプラモデルでもあるのに?そもそも君は広報じゃないのか?
そうなんですよ。完成した最高の姿は見る事が出来ました! ただ、作る楽しさはこれじゃ広報として伝えられません。完全に「ずるい大人」な訳です。少年時代の僕も、そんな大人になった僕を凄いとは思わないでしょう。
という事で、間髪入れずに、ハセガワ様の電話番号をPushしていました。
「模型のハセガワです」
「やっぱり、自分で作ってみます!!けどわからない事だらけなので教えてください!!」
かれこれ、小学生時代に作った以来、プラモデルを作るという機会は、今までありません。完全なる素人な訳です。ましてハセガワ様のプラモデルを作るのは生まれて初めてです。
説明書の塗料指定に出ている「GSIクレオス」とか、「Mr.カラー」とか表記されている単語がわかりませんので、色々とお聞きし、教えて頂きました。
やるなら真剣にやりましょう。ずぶずぶの素人の僕がどこまで楽しめるかこのブログでお伝えしていこうと思っています。
という事で、”週刊 「MOON Equipped VW Type2 を作る」” というタイトルにしてみました。
週刊と書きながら不定期になるとは思いますが、お付き合いください。
ときどきこんなTV CM見ますからね。「週刊 ○○を作る」って、あのドキドキするCMです。毎回気になるアレです。
今回のこの企画は、CMのようにパーツが少しずつ集まって組み立てていくのとは違いますからね。
「進むかどうかはお前(Panスミ)次第!!」なわけです。
指定番号の塗料や、接着剤、筆などのオーダーは全て完了しましたが、まだ全てが到着していません。今回のこのモデルに必要な塗料は14種類となります。あとは、接着剤と工具と諦めない気持ちがあればスタート出来ます。
今回は、箱の中身を予習として見てみましょう。なんか大人だなぁ。余裕を感じますね。小学生時代なら速攻で組み立て始めているでしょう。
まずは、組み立ての説明書です。説明書を作っている人の気持ちを考えながら読んでいきましょう。これも物凄い技術です。
ここに今回のこのモデルに必要な塗料の指定番号が掲載されています。GSIクレオスという塗料は、水性塗料、Mr. カラーは油性塗料です。ちなみにハセガワの模型製作を担当されている方は Mr.カラーの油性塗料を使用されております。教えて頂きました。なので僕もMr.カラーで製作に臨みます。なんでもカタチから入ってみて、満足するタイプです。
製作のスタートは足回りからなんですね。ここが、一番重要なポイントになりそうです。なんせ僕は、ガッツリ車高を下げて作りたい。どうやって加工すれば良いのか考えなければ。素人なくせして。でも、今ならなんとでも言えますので、偉そうな事は先に言っておきます。普通に見本通りの車高で仕上がっても何も言わないでください。そういう事です。
で、色々内装、外装、塗装と進んできて最後にここに到着するんですね。水貼りのデカール!! ドキドキです。
極小のサイズもありますのでここの部分を作業する日は、集中力を高める為、スーパー定時に退社しようと思います。
次に各パーツ構成を見ていきましょう。おぉ〜並べただけで少し感動〜このまま額に入れて飾っても良い気がします。いやダメです。
それにしても、全てのパーツを1/24のスケールで表現するって相当な技術が必要なんでしょうね。タイヤ一つとってみても角も立って、カッコイイシルエットです。
レンズ類の透明のプラスティックパーツからの、純正のハブキャップ!! Box の写真は MOON Disc で撮影されていますが、しっかり純正のキャップも付属されていますから選べますね。僕は…後で考えます。
同じく、バンパーも純正のダブルバンパーとクロームのシングルバンパーと選べます。僕は…後でゆっくり考えましょう。大人ですから。焦ってたまるか。
これはあの部分か…ここは、あれね..。プラモデル初心者であっても一つ一つのパーツを見るとどの部分のパーツかなんとなくわかるのが面白いですね。
英語が全くわからないのに欲しい車の紹介動画とかは、聞き取れるあの感覚と一緒です。
楽しみながら、進めていきます。どなたかその道に詳しい人がいましたら色々と教えてください。技術はともかく、知識だけは、全部吸収します。
今日の朝、この企画の話を妻にしていたら、おもむろに精密工具をずらりと並べながら、「バリとか綺麗に取れる?割り箸の先に耐水ペーパーを巻いてね、あ、時間、行ってらっしゃい〜」
おぉ〜そうだこの人(妻)は、出会った頃はジャンルが違えどバリバリのプロモデラーだったんだ。頼りになるなぁ〜。
今後、自宅での作業になると思いますが、お伝えしていきますので宜しくお願い致します!!
MOONEYES 広報 Pan スミ(少年時代になかった老眼だけが怖い)