Monologue

えほん

先日、会社から帰宅すると、家の中が明るくバタバタ足音も上から聞こえてまして。いつもなら真っ暗な寝静まった家にこっそり帰っていますがその日は退社が早かったので、家内も娘も起きていました。

肩にタオルかけて風呂上がりの娘が目をキラキラさせながら走ってきて「おかえり〜、おしごとおわった?」「あ〜おわったよ〜」

「きょういっぱいえほんつくった?」

「え?えほん?」

そうでした、たぶん去年だったか娘にパパは会社で何してるの?って聞かれて、「ん〜……」と考えに考えて「パパは会社で絵本作ってるんだよ」って言っていたのを忘れていました。

幼い娘の世界のなかでわかりやすく伝えようとすると、絵本作りが一番近いような気がして。「絵本作家」の皆様には失礼ですが、娘はずっと僕が夜な夜な絵本をつくっていると思っていたのでしょう。よく覚えてましたね。

ちなみに家内は僕の一番の理解者で常に応援してくれていますが、僕の業務内容にはあまり興味がありません。なので周りから聞かれた時は「うちの旦那?事務系のお仕事」と答えているそうです。親子で認識のズレが半端ない事になってきています。どちらも合ってますよ。間違ってはいません。

いつもならブログアップは土曜日ですが、今このブログを描いているのは木曜日。そう、今週の業務スケジュール全て追い抜いて捲ってみせましたよと言いたいのですが、そうではなくこれからUSA出張に行ってまいります。

今回、現地で経験する事は、ほぼほぼ初めて経験する事ばかりですので粗相がないように行ってまいります。

そう、1月にもんもんとイメージを膨らまして夜な夜な描いていた事がUSAでどうなっているのか見てきます。

「パパ、えほんつくってるんだ」

あながち間違ってはいないと思います。

父 Pan Sumi