Monologue

目指せ、脱オッチョコチョイ ”週刊 「1/24 MOON Equipped VW Type2 を作る」#04″

昨日、夜遅く自宅でピンポンが鳴りました。

もうダブダブのネオンピンクのスウェットに着替えている時間です。
今日は、娘とアイスクリームを食べようか、いややめておこうかと悩んでるぐらいの時間帯です。

「こんな時間にどなたさん?」って恐る恐るカメラで見てみると男性が立っています。人を覚えられない人間なので脳みそをフル回転して過去の人生から思い出してみましたが全く覚えがありません…。

もうわからんと「はい?(めちゃくちゃ弱気)」と応答すると

「いや、あの〜お宅のクルマ、ドア開けっ放しなんですが、大丈夫ですか?」

…おっと〜!! またやっちゃった!!

「あぁ〜!! わざわざ教えていただき有難うございます!!」

ダッシュで駆け下り、教えて頂いた親切な男性にお礼を言いました…が…。
“あぁ〜でしょうね”って思われただろうなぁ。

もうビリビリに破けちゃったピンクのスウェット姿だもんな〜。
ここでふわっふわのジェラートピケとかで紳士な感じで出ていったら印象も違っただろうに。

まぁ、服装がああだこうだ言う前に、クルマのドア開けっ放しで家に入るなって話です。

残念ながら、本当によくある…よくやってしまう。1日の仕事も終わり、自宅に着く頃には、思考能力のネジ50本くらい外れてんでしょうね。
当たり前の事が完全に飛んでいってます。そして家に入ったら気づくわけもない。

翌日の朝、家出たら絶句するシリーズです。ディーラーのショールームばりにドア全開の車が目の前にありますから。(たまにリアゲート全開編もあり)

夏なんか窓すら全開のまま(既にドアが全開ですからどうでも良い)の時もありますから、夜に降った雨を十二分に吸った高野豆腐みたいなシートに腰掛けて出勤する時もあるわけです。
いや、こんなんだったらまだゴミ袋をシートに敷いて運転すれば良いんです。

今までで一番衝撃だったのがドア&窓全開で一晩過ごし、翌日出勤している時、ふとルームミラーで後ろを見たんですよ。
そしたら、うぅ…思い出しただけで怖い。恐ろしいぐらいふくよかな大きな蛾が優雅に羽ばたいていたんですよ真後ろで。夜のうちに乗車していたんでしょう。

今はS-10ブレイザーなんで車体もそこそこデカいですけど、当時はコンパクトでキビキビ走る CR-X でしたから車内は狭い…。どんなホラー映画より怖い…声すら出ない。気絶しそう。僕のCR-Xは段差を避けながら走る、ほぼノーサスのマニュアル車でしたが、そこから会社に着くまでは、同乗者の「蛾さん」の事を第一に考え、センチュリーにも負けない乗りごごちを目指して会社に向かったのを思い出します。

気をつけないと。まぁオッチョコチョイの人間性は変わらないんですが。

って、はい、そんな人間が先週は、勢いにまかせて車高を落としたこちらの企画ですが、今週はしっかりと慎重に進めていきます。(説得力ゼロ)

週刊 「1/24 MOON Equipped VW Type2 を作る」

なんせ、ほぼお初です、しっかりとプラモデルを作るだなんて。いや小学生ぐらいの時に作った事はありますけど塗装したりとかは記憶が無いです。頑張って自宅にある油性マッキーで塗りつぶすぐらいだったと思います幼少時の自分は。そんな人間でも楽しく作っていけるさ!!ってお伝え出来たら幸いでございます。

幼少時と違うところは、ちゃんと調べる事が出来るようになった事(冒頭文章で説得力ないか…)。そして前回お話ししましたが、こんな僕みたいな初心者に教えてくれる人がいる事。

ネコパブリッシング発行 “model cars magazine” の鵜飼様に色々と教えて頂いております。大人ってすげぇだろと幼少時の僕に言ってやりたい。(自分は何一つ凄くないけど)

さぁ始めましょう。

1.洗う
え?洗うんすか?って思いましたよ最初。でも鵜飼様から頂いた内容を読んで納得。

「プラモデルの部品には成型時に離型剤が付着しているので、中性洗剤でしっかり洗う。細部まで歯ブラシなどで洗う。
これをしないと塗装がはじかれたりします。」

なるほど。どうせならと奥さんの許可を取り新品の歯ブラシをおろして遂行。(新品使ってもプラモデルの出来に影響が無いのはわかっていながら、大人ってば)


念入りに念入りに。

はい終了。湯上がりたまご肌のタイプ2です。

2.パーティングラインを削る
「ボディ他、部品には成型時に型の分割線が入ります。 それは削っておいた方が良いです。
ヤスリは色々ありますが、「神ヤス」の10mm厚が便利です(番手は120~400番のが便利)。
パーティングラインを削ると、今度はヤスリの傷がつくのでヤスリの傷はサンドペーパーの400~1000番のセットの番手が粗い順から研いで落としていきます。
ボディは全体に均一の1000番のヤスリの傷がつくように満遍なく。1000番のヤスリが満遍なくついていれば塗装の食いつきも良くなります。 」(鵜飼様より)


パーティングライン…僕の人生で初の単語です。知ったからにはどんどん使いたい。ふむふむ〜とボディを見てみると確かにあります。これが…あの… Parting Line か(早速自分の言葉として使う)。


それ以外にもバリ的な部分もあるのでまずは削っていきます。(ここで教えてもらっていた番手を既に間違えています…バカバカバカ)そこから、1000番のヤスリで研いでいきます。


研ぎます。研いで研いで…。気がついたら1時間以上研いでいました。先週のような劇的な変身はありませんが、実感はある。



湯上がり姿から比べるとマットな感じになってきました。

3.ボディの塗装
「やり方は色々ありますが、まず1000番の缶スプレーのサフェーサーを吹き付けます。 一度にたくさん吹かず、シュッシュっと塗り重ねていくイメージ。ブシュ―っとやると垂れます。
同時にボディ表面が濡れたようなツヤが出るくらいまで吹けたらオッケーです(その後サフェ―サーが乾いたら艶消し状態になります)。 」(鵜飼様より)

ここで、「どうやって吹くの?」問題になりました。なんかイメージだとぶら下がっていたり、下に土台があって土台を手に持ちながら吹き付けているイメージです。塗ってひっくり返るのも嫌だし、なんか作ろう。


違うな。これじゃない感、かろうじてバランス取れている感が半端ない。どう持てば良いのかもわからん。ボディ側も仮固定されている方が良いでしょう。もう一度作り直し。


ヨシ。ボディの受け側も作ったので安定し、脱着も容易です。

「外で塗る派でしたら、早朝、夕方、雨天、風の強い日は避けた方が良いです。
日中の良く晴れた日に、直射日光に当てながら塗るのがベターです。」 (鵜飼様より)

よーし、今だ、塗るか!!(この時、大きな間違いに何も気づかず)

プシュー。あぁホコリついちゃってる…。研ごう。もう一度プシュー。

乾く時間の待ち時間…皆さんどうしているんですかね。他のパーツも同時進行しているんでしょうか。僕はそんな事まだまだ無理です。


どうしようかな。まだお昼ご飯には時間があるからパンでも食べます。もう久しく絶食していましたが、しばらくぶりの「ヤマザキ薄皮ミニパン」です。
幸せだ…。なんて美味いんだ…。

そういえば、この薄皮ミニパンシリーズ、かつての同僚 Steve が、もう毎日ランチに食べていたんですよ。

ヤマザキ薄皮ミニパン x 2パック + 牛乳1L

来る日も来る日もSteveのランチはこのセットって日があったなぁ。大食いなのか少食なのかツッコミに躊躇う組み合わせなんですけど、そりぁ向かいの席で毎日美味そうに食べるんですよ。で、あまりに美味そうだから僕も一回真似しましたけど、ドリンクが牛乳1Lなんで、午後ずっとお腹がギュルギュルで…。

ちなみに USA でも薄皮ミニパンシリーズは海を越えて販売されているそうです。(Steveより)

「だけどピーナッツクリームバージョンは見た事無いんだよ!!」って力強く California から伝えられましたが、いくらでも美味しいピーナッツクリームはUSAにあるでしょうよ…。

サフェーサーが乾くまで時間があるのでパンを食べましたが、まだ時間があります。

実車のプロのペインターである愛知県豊橋市の “Square Kustoms “細田様に連絡してみます。今日(月曜日)はSquare Kustomsの定休日なので、きっと時間を持て余しているだろうと。なんせ細田様は自分と年齢も近いし、考え方とか人間的な部分とか近いと勝手に僕は思っています。なもんで、プロのペインターからの率直な意見を聞こうと連絡した次第です。

これをこうして、あぁして、で今こんな感じなんですよ。どうですか?って。

で、返ってきた答えが
「薄皮ピーナッツは間違いない」
ですからね。

そこじゃないし! そこわかってるし!!

プラモデルもやられていた(過去形)って聞いているので、細かい部分も色々教えてくれましたけど
「サフェじゃなくて、サフって言った方がプロっぽい」とか、ちょいちょいどうでも良い情報が、タメになる助言も全て台無しに感じます。


とあぁだこうだ細田様とやりとりしていたら乾いたのでマスキング。遂に一色目の塗装です。

「赤は”止まりが悪い”って言うんだけど、他の色に比べて回数塗らないと本当の赤にはなりませんよ」Square Kustoms 細田様語録1(さすがプロ、カッコ良い)

朝から始めているのにもう午後です。ようやくここまで来ました。

一色目はボディ下部の赤色。ハセガワ模型様の指定通り “81番 赤2号 あずき色” です。


「あぁマスキングしなくても良かったんじゃないす?次の色の時大変ですよ」Square Kustoms 細田様語録2(え、今?は、はい。次は気をつけます)

プシュー。加減が難しいですね。あ! 失敗した!って連続ですよ。失敗したら削って研いで、もういっちょ。


「ほら、そうなる笑」Square Kustoms 細田様語録3(もうただ笑われているだけ感が強い)
僕が反抗期の中学生なら、絶叫してるな。キィー!!

乾くのを待って研いでもう一度って繰り返していたら、娘が小学校から下校し、晩御飯の時間になり、お風呂の後も続行(ピンクのスウェット姿)、気づいたら奥さんも娘も寝ています。

「日中の良く晴れた日に、直射日光に当てながら塗るのがベターです」とmodel cars 鵜飼様に言われていたのにもう真っ暗な夜です。

今日はここまで!

でも、丸1日楽しめました。

先週、車高のお手本にとSide Project Cafe 様の VW Type-II “The Red Box” の事を書きましたが、一色目で更に寄った感じです。

まだまだ先が長いですが、今日はなんか、ちゃんとしっかりコツコツ生きれた気がするな!!

次お伝えする時は、どこまで進んでいるか全く予測不能ですが良いんです。コツコツ進めます。

あ!!ご一緒に楽しんでくれる方、募集中です!

MOONEYES 広報 pan スミ