箱根の山にはPinstripeが良く似合うぜ!
2007年最後のWildman's Blogでございます。皆様よくぞここまでお付き合いしてくれたかと思うと感動してしまいます。この数ヶ月間いいように暴走しまくりの当ブログでしたが、最後くらい変態としてではなくPinstriperとしてPinstripeの話題をお届けしなくてはバチが当たると思い珍しくお仕事のお話を致します。
思い起こせば1年半くらい前の事でした。アメリカはLong Beachで行われたJapanese Classic Car Showに行き、現地でアメリカの変態さんと交流を深めて来たWildmanでしたが、帰国後Studioに戻ると1枚のメモがDeskの上にのっかっており、何だろうと思い見てみますと、お客様からのPinstripeのお問い合わせで、折り返しのTelをする事になっていました。
お名前を見ると「箱根吟遊」となっています。「はこねぎんゆう、なんでしたっけ?何か聞いた事有るような無いような??」と思いましたが、その時は何だか思い出せませんでした。
常務様宛にTelするようになっていたので、「うーむ、いったい何の御依頼なのでしょう??カスタム ショップとも思えんし・・・」とちょっとビビりながらTelしてみますと、とってもご丁寧な言葉使いの常務様がお出になられました。お出になられたのはいいのですけれどお話をよく聞いてみますと「箱根吟遊」さんは何と老舗の日本旅館でございました。しかも旅館のお部屋始め建物内に好きなようにPinstripeを描いてほしいというこれまでになかったオファーを頂いたのです。
常務様があんまり熱心に話されるのですが、相手は日本旅館であってホテルでは無いのです。「あのー私は普段カスタムカーやバイクをメインの仕事をしておりまして、デザインも和風定食というよりは洋風ランチなのですが、私のようなものがお邪魔して描きまくっても宜しいのでしょうか?と聞いても「全然構いません、どうしてもPinstripeを描いてほしいのです!」と力強く答えてくれます。
「それならばやりましょう!!日本旅館をカスタムしましょう!」とWildman的にも燃えてきました。
その後に色々な人に話を聞いて思い出しました。「そーいえばテレビで見たことがあったような気がする、そうか箱根吟遊さんは予約が取れないので有名な超人気旅館だったんだ!」その後常務さんにパンフレットを送ってもらってビックリ、ホームページを拝見してさらにビックリの高級旅館でございました。「うおー、こんな所に仕事に行くのか、旅行じゃないけど興奮して来たぞ!」とすっかり戦闘モードになったWildmanは一泊二日の「箱根吟遊、Pinstripeの旅」に出たのです。
当日ちょっと場違いな?YellowのProbox Phase IIIで旅館に乗りつけたWildmanは吟遊さんの駐車場で箱根連山の壮大な景色にビックリ、ロビーに通され素晴らしい建物にさらにビックリでした。
それよりもペンキだらけのLeeでうろつく変態を見た当日のお客様の方がビックリだったでしょう・・・
思っていたよりもずっと若かった常務様と打ち合わせをした所、とにかく2日間で時間の許す限りお部屋だろうがロビーだろうがどこにでも描いて欲しいといわれるので、どこにでも描く事にしました。しかしこの時の出張は旅館の営業日だったので、Wildmanにとって試練が待ち受けていたのです・・・
お客様が正午頃にチェックアウトされた後、次のチェックインまでの残り数時間で部屋の内部にPinstripeを描き、夕食の時間にはお客様が来そうもない廊下や露天風呂周辺、さらに皆が寝静まった頃、のこのこロビーに出かけ深夜脚立によじ登りPinstripeを描く変態が一人・・・・・という感じで試練の2日間はあっという間に過ぎてしまいました。もちろん超人気旅館なので20部屋しかないお部屋があいているわけもないので、小さめの宴会場にて夜を過ごささせて頂きました。
しかしそこから見える景色は他のお部屋と全く同じで、しかもお部屋でお食事まで出して頂いたので「うーむ、世は苦しゅうない」と言っておりましたが、時間に追われる仕事はちょっぴり苦しかったです・・・
しかし2日間で仕上げたPinstripeはなかなかの出来と自画自賛?のWildmanでしたが、日本旅館ながら各部にバリのテイストをちりばめた常務様のセンスによる吟遊の建物はPinstripeと上手くマッチし、日本旅館とPinstripeの組み合わせという新たな感覚が生まれたのでした。

吟遊さんは箱根で代々続いて来た老舗旅館でしたが、常務様の代になり2002年に完全リニューアルし現在のスタイルを作り上げたそうです。絶景が楽しめる各お部屋に露天風呂があり、バーやラウンジにもバリのテイストを施し、日本旅館でありながらちょっと海外のリゾート気分も味わえるスタイルでPinstripeもばっちりハマったのでした。
結局この日だけではとても描き切れなかったのでその後も何回か出張し描き続けておりますが、あと1回行けばほぼパーフェクトといった所までこぎ着けました。

他にもオリジナルの日本酒のラベルデザインをやらさせて頂いたり、ラウンジ等のサインボードなども描いたりしましたが、もう一つデザインをしている物があり来年には完成予定です。それは宿泊すれば分かりますのでぜひ皆様も一泊二日「箱根吟遊、Pinstripeの旅」に行ってみて下さい。
しかし注意事項があります、超人気旅館なので予約は半年から1年待ち!!という事を御理解下さい。(ほんとーだったのでビックリしました)しかし我慢して予約が取れれば絶景とお風呂と素晴らしいお食事とオマケでPinstripeも堪能出来ますよ!!運が良ければ?ペンキだらけでうろつくWildmanに遭遇するかもしれませんが・・・・