日記

1975年、俺の愛機はサス付きのヤマハ・モトバイクだぜ!!

明日はですね、東京はお台場にて”5th Annual Motorcycle Swap Meet”が開催されます。猛暑の中、大変ではございますがすでに多数のエントリーを頂いておりますので、皆様ぜひお台場までお越し下さいませ、掘り出し物が見つかるかもしれませんよ!? 今回のこのイベントのポスターはですね、なんとMooneyes営業Staffの松浦君の愛車をモチーフとしてDesignしてしまいました。本人は調子に乗っているので当日は入口で挨拶代わりに頭をひっぱたいてやって下さいませ、遠慮はいりませんので・・・ さて、先週としか思えない2008年3月29日の当ブログにて盛大に発表した「郷愁の電子フラッシャー、セキネVX GTOの幻」でしたが、その後2年が経過しても幻の自転車GTOの発掘は難航しております・・・「あそこにあるかもしれない」とか「昔、どこどこで見たことがある」というようなささやかな情報を頂いても、まだGTOへの道のりは険しく続いております。 35年以上前もそうやってGTOが欲しい欲しいと叫んでおりましたが、結局大袈裟な電子フラッシャー付き自転車のブームは70年代中期までにはあっさりと終わってしまい、スーパーカーブーム時にヘッドライトが飛び出すようなシンプルなヤツが作られたくらいで栄光の「自動車風自転車」の時代にピリオドが打たれました。 ちなみにこれは当時ウチの弟が乗ってたブリジストンの「ドレミ7」であります。少年仮面ライダー隊専用車となっております・・・・ さらにこちらは女の子用の「ドレミまりちゃん」になります。懐かしの天地真理さんがキャラクターとなっております。 そんなことはどうでもいいとして、ついぞGTOを手に入れられなかった少年Wildmanは新たなターゲットを見つけることとなりました。「新しい自転車が欲しい、素敵なサイクリング車が欲しい」とさんざんのたうちまわっておりましたが、両親は「あんな危険なハンドルのはダメだ、スピードも出るし危ない」と言ってセミ・ドロップハンドルの自転車は絶対買ってくれませんでした・・・・ 小学校も高学年になると体の成長に合わせ、友達は次々と新しい自転車に買い替えてゆきましたが、我が家には一向に新車がやって来ません。しかしすでに4年も使ったボロ自転車はさすがにくたびれて来ていて、頭の固い両親も新車の必要性が感じられて来ていたようでした。 ある日、Wildman 1号機を買った町の自転車屋さん「T商会」のショーウィンドウを覗いた所、少年Wildmanは失神しそうな程の衝撃を受けました。そこには見たこともない物体がディスプレイされていたのです。 「こ、こ、これは何だ??ほんとに自転車なのか??運転免許がいるんじゃないか??」とあまりの斬新なデザインにアワを吹きそうになりましたが、よく見るとエンジンは付いていないようでした。 「スゲエ、バイクみたいだコレ、カッコイイ、カッコ良過ぎるぞ、コレは!!」と興奮しまくる少年Wildmanでしたが、ついこの前の1975年、11歳の時の出来事でありました。この自転車こ日本でそBMXやMTBが生まれるずっと前に突然現れた昭和の奇跡「ヤマハ・モトバイクMB1」なのでした。通称「モトバイ」であります!! 斬新なデザインは当時のヤマハのオフ車その物で、なんたってウリはバイクと同じオイルの入ったセリアーニタイプのフロントフォーク、リアサスもスイングアーム式でコイルスプリングが装備されておりました。ブロックパターンのタイヤにドラムブレーキの組合わせは本当にバイクにしか見えませんでした(小学生には)バナナシートにコンペティションイエローのクレードルタイプ・フレームはもはや自転車とは思えない物体で、あまりの凄さに自転車屋さんから暫く立ち去る事が出来ませんでした・・・・ そして家に帰って両親にモトバイクの購入へ向けての説明会が始まりました。「これはね、ハンドルもドロップじゃないし、タイヤも小さいし、ギアも付いてないからスピードが出ないし、シートも低いからとっても安全な自転車なのであります!!」と両親がキケンに思っているサイクリング車との違いを必死に説明しました。するとですね、意外にも両親は意味不明の説明に納得したようで、次の日曜日にT商会へ行こうということになりました、これはまさに奇跡の展開なのでした・・・ よく晴れた日曜日、T商会の前で黄色のモトバイクを前に必死の説明を繰り返す小学生でしたが、¥46,800という当時のチャリンコとしては高額なプライスに両親は今ひとつの反応でした。しかし「セキネVX GTO」の¥56,900に比べればはるかに安い!!という殺し文句?で見事ヤマハ・モトバイクMB1はWildmanの元へやって来る事となったのです、感謝!! ウキウキ気分で一刻も早く乗って帰りたいのでしたが「盗まれると困る」という親父の一言で素敵なデザインのポリプロピレン製モトクロスタイプマッドガード(フロントフェンダー)に見事な楷書体でスラスラと住所&氏名を入れられてしまいました・・・まあいいか。 ちょっと残念なドレスダウンでしたが、モトバイがやって来たならもうこっちの物、その日から素晴らしいバイク・ライフ?が始まったのです。とにかくそのサスペンションは驚異的に作動し、あっちこっちで大ジャンプ大会となりました。ピョンピョン飛び過ぎて何度ひっくり返ったか分かりませんが・・・「自動車風自転車」に憧れていた変態は「オートバイ風自転車」に大満足となったのです。 ただ、初期型MB1は変則ギアがついてなかったのでスピードがあまり出ず、友達のサイクリング車にはとても着いて行けませんでした(その後5段ギア搭載車も発売)車重も結構重かったので、サイズの割に取り回しには苦労しました。「モトバイクMB2」なるアップハンドル車もありましたが、これはどう考えてもダメダメなデザインでした。やっぱりクルマもバイクも自転車も全て初期型が最高なのですよ。 70年代中期から後期を少年Wildman と共に颯爽と走り抜けた(ひっくり返った)モトバイクMB1は80年代になってバイクの免許取得と共に引退となりました。でもその後、親父が「パチンコ屋に行くのにちょうどいい」と言うので、なぜかオッサンが黄色のモトバイを上大岡駅周辺で暫くのあいだ乗り回しておりました・・・ 70年代最強の自転車「セキネVX GTO」と「ヤマハ・モトバイクMB1」の2台を家の前に並べてお酒でも飲んでみたい?今日この頃の中年Wildman なのでありました。変態道は険しいのです・・・・

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