やっぱり寒い!寒過ぎであります!! 今週、またもや横浜は突然の豪雪に見舞われ(1センチ以上積もったら豪雪と認識しております)3月になったというのに全く春らしくならず、このままでは4月まで冬が続きそうで本当に困ってしまいます・・・
こうなったらStreet Car Nationalsまで冬が終わらず、当日は雪なんて可能性も出てきました。雨天決行!!Street Car Nationalsですが雪だったらどうなるのでしょう?? Long Distanceはどちら様に!?
そして先週からのKISS話の続きであります。
1983年にメイクを落としてからのKISSもそれまでと変わらず、ずっと応援し続けていた私でありますが、人気凋落バンドとなっても’88年と’95年に来てくれたノーメイク時代のJapan Tourにはきちんと足を運び、CDやグッズ類もせっせと購入し続け、とっても献身的なファン活動を行っていました。勝手に貢いでいるだけですが・・・・
そんなこんなで時は流れて90年代中期を過ぎると、いろんなバンドの再結成が次々と行われ、どれも成功を収めていました。するといろんなとこで「KISSが又メイクをしてオリジナルメンバーでやるみたいだぞ」なんて言う恐ろしい噂が飛び交うようになりました。
「う~む、それはとっても凄いことだが、現在は違うメンバーでやってる訳だし、大体やめてったあの二人ってまだ演奏出来るの?」という小心物らしい不安もあり「うん、やっぱりこれはデマだ、誰かが悪い噂を流してるだけだぜ!」と思っていました。
オリジナル・メンバーのピータークリスとエース・フレーリーが脱退しメンバー・チェンジやメイクを落としての活動となりすでに十数年、メイク版KISSなんて時代遅れのはるかかなたの70年代的夢物語として語り継がれているだけで、もう一度オリジナル・メンバーでメイクをしたKISSが演奏するなんて、何かのジョークかWildmanの白昼夢でしかありませんでした。いや本当にKISSが再びメイクをするなんてファンであるからこそ「絶対にない」と思っていました・・・
しかし時が経てば時代遅れとみなされていたメイク版KISSも伝説となり、今度は時代がそれを求め始めたのです。
そして’96年のグラミー賞でプレゼンターとして突然、何の前触れもなくオリジナル・メンバーのKISS 4人が揃って70年代のフルメイク&コスチューム姿で突然ステージに現れたのです。
会場はそりゃもう大騒ぎとなったそうで、そこにいた芸能関係の皆様方は「スゲエ、オリジナルKISSだ!!また演るのか!?」と興奮状態となりこれ一発でKISSリユニオンは世界中に発信出来たのです。
そしてついこの前の1996年の4月16日、大袈裟なことが好きなKISSはニューヨークはマンハッタンに停泊している空母USSイントレピッドで記者会見を開き、リユニオン・ツアーを正式に発表し、世界中のKISS ARMYそして元KISS ARMY達を狂喜させたのでした。

その一方でノーメイク時代を支えてきた、ドラマーとリード・ギタリストの二人はあっさりクビとなったのです・・・・この二人の方が全然演奏は上手いんですけど・・・
日本でも一人の変態が狂喜の渦にさらわれていました。「あわわわわわわ、本当にKISSが再結成しやがった!!本当に本当に本当なのですか?????」と失神寸前の32歳の男はどうしたらよいのか分からなくなっていました・・・・・
ついこの前まで「リユニオンなんてありなの??ずっと頑張って来た二人をクビにして、ヤク中とアル中で辞めてった二人を戻してまでやる再結成なんて価値あるの?」とリユニオン否定説を唱えてきた横浜の変態はあっさり寝返って「ハイ、リユニオンありであります!!お二人サンお疲れさまでした!!お帰り、ピーター&エース」と早くもリユニオン・KISSの来日を待ちわびていたのでした。

この変わり身の早さが生きて行く上で大切なのです・・・・
そしてアメリカで初日公演となるデトロイトのタイガースタジアムでのチケットは発売と同時に一瞬で四万枚が売り切れて、その後もずっとソールドアウト公演が続き、KISSリユニオンをバカにしていた評論家達をぶっ飛ばす勢いで、結局この年のアメリカのコンサートブッチギリナンバーワンの興行収入を上げたのでした。めでたし、めでたし・・・
そしてついに来日決定であります。本当にオリジナル・メンバーでメイク版KISSがやって来るなんて夢にも思ってなかった変態は、興奮のあまりジーンのお面をかぶり、旭区のアパートの一室でエアギターをプレイしておりました・・・


なにはともあれチケットです、チケットがなければどうにもなりません。しかし今回の東京ドームでの”KISS ALIVE WORLDWIDE ’97”はプラチナチケットと化していて、手に入れるだけでも大変なのです。しかも相手は東京ドーム、スタンド席なんかに廻されたらステージなんて遠くて何にも見えません。火吹きを目の前で見たいのです!!!
「そりゃいくら何でもあんまりだ、ずっとファンであり続けたこの俺様が一番後ろの席なんて、ウェディング・ベルのシュガー並みだぜ、くたばっちまえアーメン!!」と興奮しても、チケットぴあなんかでまともな席が来るわけないのです・・・・何かツテがないと良い席なんて確保出来ないのです。
まだヤフオクもなくって、オークションで高額な優良席チケットを入手する術もありませんでした。こんな時、一筋の光が見えて来たのです、神様、仏様、カリスマ店長様・・・・そう、かつて一瞬だけ「業界」に在籍したことのあるエリア-1カリスマ成田
店長様にはそのツテがあったのでした!!!!!カリスマ店長様に必死にお願いして、何と東京ドームアリーナ席がゲット出来たのでした!!!最高だぜカリスマ、ありがとう!!!!


そして1997年1月18日、ついにオリジナル・メンバーによる来日公演初日を迎え、変態はアリーナ席チケットを握りしめ、大嫌いな巨人軍のホームである東京ドームに出撃致しました。横浜スタジアムでやってほしいのに・・・
「C9ブロックの113番はどこだ、みんな俺に道をあけろ!!」と心の中でつぶやくしかない小心者はやっとこ自分の席を探し当てました。「あったぜ、ここだここだ、ここならステージも良く見えるぜ、ワーイ」と感激し、着席して後ろを振り返ると、そこには何と西城秀樹さまが着席、「ヒデキ、感激!! Wildmanも感激!!」でありました・・・・
東京ドームは20年来のファンであるKISS ARMYの同窓会となり、さらに新たなファンたちもごった返していたのです。
待ちに待った 5:00PM過ぎ”All Right Tokyo, You Wanted The best,You Got The Best!! The Hottest Band In The World, KISS!!!!というおなじみのMCと共に幕が下ろされ、そこから先は興奮と涙のライブとなりもう書くことは何もありませんです・・・・又、興奮してきた・・・
それにしてもついこの前の1997年東京ドーム KISSリユニオンは最高の同窓会だったぜ!!!