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で、この前ですね出張Paintの際に首都高速をHiaceにて激走中、「ランボルギーニカウンタック」に遭遇しました。官能的なフェラーリ・ミュージックと違い今にもぶっ壊れそうな爆音がたまらなく素敵で、そこにあるだけで人々を幸せにしてくれる車だと改めて痛感致しました。
ついこの前の1970年代の日本で突然巻き起こったスーパーカー・ブーム時にはその頂点に立ち、少年のアイドルとしてAKB48なんか目じゃないような存在となり、未だにスーパーカーと言えばカウンタックの事を指していると思っております。
昔から自称カーマニアと言われる方々はカウンタックや70’sスーパーカーをバカにしたり興味無い様な素振りを見せてくれますが、カウンタックの素晴らしさが理解できないようでは人間として致命的な欠陥を抱えていると思います。
カウンタックはですね、岡本太郎先生の「なんだ、これは!」という脅威の芸術性を表す言葉がまさにピッタリでありまして、本当にイタリア語でそういう意味の感嘆詞なのです(正式発音はクンタッシュやクンタッチだそうですが)
やっぱり日本人にとってはカウンタックという名前の響きが良いのです、名前だけで強そうでカッコ良く感じるじゃありませんか。
これが同じイタリア語でも、ランボルギーニ・バジリコやランボルギーニ・カルパッチョじゃゼンゼン駄目だったでしょうね・・・
嘘八百の最高速度300キロ、高速になればなるほどフロントがリフトし、どこに走って行くんだか分からないスリリングな直進性を誇っておりますが、実は見掛けに似合わずコーナリングは結構良かったりするおませさんだったりします。
そんな事はどうでもいいのです、鬼才「マルチェロ・ガンディーニ」の手によるあの外装デザインと、天才エンジニア「パオロ・スタンツァーニ」による基本設計の組み合わせはまさに「Oh! Countach」なのであります。
空に向かって跳ね上がるドア、芸術としか思えない構造の鋼管スペースフレーム、スペックなんかどうでもいい巨大な12気筒エンジン・・・・全てはカウンタックだけの素晴らしき世界なのです。ああ本当に素晴らしい・・・
ミニカーの世界ではカウンタックが現役の70年代当時、英国マッチボックスのちっこいモデル以外、海外ミニカー業界ではなぜか無視されていた存在で、東洋の島国でのあのブームが無ければまとまなミニカーにもならなかったというのはちょっと意外な事実なのです、なんでだろ??
70年代のスーパーカー・ブーム時、その人気に当て込んだ日本の「サクラ」というミニカー・ブランドがありまして多数のスーパーカーをモデル化し一時大儲けしてました。そんなサクラがシリーズ第3弾として発売したのがカウンタックLP400でした。
世界初の1/43スケールのカウンタックの登場は待ち遠しく、愛読書の月刊ミニチュアカー誌発売予告のCMが載っていて楽しみにしておりました。
そしてついこの前の昭和52年3月20日発売のカウンタックを求めに横浜市は磯子区の闇市上がりである「浜マーケット」内の玩具店に出撃致しました。
それがこちらミニカーになります。今見れば幼稚なモデルですが、カウンタック最大の売りであった(少年たちにとって)リトラクタブル・ヘッドライトとガルウィングドアー開閉アクションの採用はこのミニカーをベストセラーとしました。なんといっても当時物ということに価値があります。
そしてもう一台の色違いは、まるでちんどん屋さんのようなセンスの白と赤のツートーンになります。これ冗談ではなく本当に実車にあったカラーなのです!!
どこのどちら様がこういったカラーにしたかは存じませんが、当時はあまりにも強烈で少年Wildmanは「なんだ、これは!」を連発しておりました。サクラさん、よくぞこの色をモデル化してくれました、御礼申し上げます。
カウンタックのシートに初めて座ったのは、1994年の夏、Blue Maxのダイゴさんがナゼかブラックのカウンタック・アニバーサリーに乗って御所山Studioに来られた時の事でした。
「ダ、ダ、ダイゴさん、これどーしたんですか???」と聞くと「借り物だよ、CM撮影の帰りだよ座ってもいいよ」と言われたのでありがたく着座させていただきました。全く後ろが見えなかったです・・・・
このオレンジのカウンタックは横浜のシーサイド・モーターが入れた新車輸入三号車で、21世紀現在も素晴らしいコンディションに保たれております。数年前の箱根のスーパーカー・イベントで撮った写真ですが、このときMini Truck界の重鎮たち?がこの会場にいた事が忘れられません・・・やっぱりみんなカウンタックが好きなのさ!!
ちなみに日本上陸一号車は、60年代の日本グランプリをジャガーやローラで激走し、その後税務署を手玉に取り、ラスベガスに高飛びしホテル王となった「安田銀治」氏が購入されたそうです(黒色)
そんなヒストリーもカウンタックらしくてとっても素敵なのです。
何はともあれカウンタックは史上最強のスーパーカーであり、ちんどん屋であり、芸術作品なのです。
ブガッティが400キロ出ようが、バイクの隼が300キロを超えようが、カウンタックの嘘八百300キロの方がゼンゼン説得力があるのですな。
「なんだ、これは!」最高だぜランボルギーニ・カウンタックよ!!!