日記

ゴミか芸術か!? 箱が命のミニカー・コレクション(外国車編Part II)

先週末にですね、新装なったVWとMotorcycleのSpecial Shopである”One Low”さんのOpen Houseにお招き頂き、美味しいBBQを頂いてまいりました、御馳走様でした。 思えば3月の地震の時には、こちらの建物の3階部分の看板文字描きをしているまっ最中でありましたが、強風なのかめまいなのかさっぱり分からないまま3階足場の上でひとりフラフラしていましたが、今こうやって見てみるとやっぱり高いですね・・・ お、こんな所に可愛い仔猫が!! 捕まえて家に持って帰ろうと思いましたが、そんなことをしたら我が家では7匹目のネコとなってしまい、エサ代で破産しそうなのであきらめました・・・ One Lowさんの手前エリアは横田基地がありますが、その周辺はなんとも趣きの有るこういったお店が立ち並んでいて「基地の街」というのを感じさせます。 横浜には無くなってしまった風景が沢山あって楽しそうなので、今度じっくりと再訪してみたいです。 で、先週からの引き続きでミニカーの「箱」のお話の時間がやって参りました。 本当にですねミニカー本体も箱も60年代までの製品は各国の作り(デザイン)の違いがよく出ておりまして、マニアなら一発でどこの国のどこのブランドのミニカーとわかるのでした。私も98%以上の確率で言い当てることが出来ると思います。 何て言ってるとまた勝手な話が終わらなくなってしまうので、ミニカー(の箱)を紹介して行きます。 芸術の国イタリアでは、芸術的なミニカーが60年代までは多数生産されておりました。 中でも「マーキュリー」というブランドは箱絵が秀逸なものばかりで、時には中身よりも箱絵にウットリしてしまいます・・・・ マセラティ3500GTですが実車の特徴であるロングノーズを協調し、箱絵もミニカーも確実に実車以上の仕上がりとなっております。バックの芝生もたまりません。 コレの実車は60年代、突発的に日本に上陸致しましたが、当時では宇宙船を買うくらいの感覚だったのではないでしょうか・・・ 同じくマーキュリーのランチア・フルビア・ラリーカーですが、これはもう完全にアートですね。雪のモンテカルロ・ラリーを疾走するフルビアのイラストはヘッドライトの明かり、舞い散る雪、共々臨場感あふれるのでした。 ドライバーとコ・ドライバーの会話も聞こえてきそうで、これは額に入れて飾りたいくらいなのです。 イタリアのTOGIというマイナーなブランドは90年代に入って再販されてしまい私をとってもがっかりさせましたが、60年代オリジナルの箱絵はこんなに素敵だったのです。 鬼才フランコ・スカリオーネのデザインによるアルファロメオ・ジュリエッタSS(スプリント・スペチアーレ)はWildman的には好きなデザインベスト5に入るクルマなのです。その昔、俳優の夏木陽介氏も乗られていましたね。 箱絵はそのまま絵本にもなりそうなくらいの仕上がりですが、その時のタイトルは「ジュリエッタ君の冒険」で決まりです。 お次は地球の裏側で作ってたアルゼンチン製ミニカー達(の箱)です。いいですよね、南米産・・・日本やヨーロッパのデザインで製造はアジア諸国なんていう下請け生産の大人向けの個性無きミニカーたちとは違って、自国の子供たちの為に自国で作ったミニカーというのは最高なのであります、スピリットが違います。 アルゼンチンの「ブービー」というブランドは1950年代後期よりミニカーの生産をしていて自国ではかなりのシェアを持っていました。 フォード・ファルコンですが、当時あまりミニカー化されなかった車種なので貴重な存在となっております。箱絵もご覧の通り実車カタログ並みのクオリティーのイラストが描かれ、中身よりも感動してしまいます。 シェビーII ノバはレース仕様となっておりまして1970年代劇画タッチでサーキットを疾走する4ドアのノバが描かれています。 ミニカー本体のボンネットを開くとそこにはナゼかストレート6が鎮座されていてとってもエコなレーサーになっております。 メルセデスのトラックはブービーの傑作ミニカーとなっていて、物凄く出来がいいのです。これを初めて手にした時は「南米産ミニカーおそるべし」と思いました。 箱も立派なデザインで、工事現場に向かうおっちゃんの威勢良い声が聞こえてきそうな迫力があります。 おフランスの芸術はティンプレート(ブリキ)製のべラム・イセッタになります。 モデル自体もおにぎりのようでそのまま食べてしまいたいくらい可愛いのですが、箱絵に至っては問答無用の芸術で、あまりの迫力に言葉を失ってしまいました。 天才赤塚不二夫先生のキャラクター「べし」も逃げ出しそうなくらいのイラストです・・・これでいいのだ!! JEPというおフランスのブランドはプラスチック製ボディーにダイキャスト製のシャシーを組み合わせるという不思議なミニカーを作ってました。 不思議なのはミニカー本体だけでなく箱も不思議な作りで、組み上げると何とジオラマ風景になるというイカしたヤツなのでした。 シトロエンDSは岸壁で自分のコレクター人生を振り返っているナイスミドルが表現されているようです。 変なクルマ、パナールは箱を組み上げるとドーンとお城がおっ建っていて、もっと変になるのでした。意味分かりません・・・・ そしてやっとミニカーの故郷、英国製品(の箱)のご紹介です。 Hot Wheels登場以前に隆盛を極めた英国レズニー社のマッチボックスは 幼少時代もっとも親しんだミニカーなのでした。トミカなんてまだなかったし・・・ 当時絶対に買ってもらえなかった豪華ギフトセットがこちらになります。 RACE’N RALLY Setは葉巻型F-1マシン4台とフォードGT、マスタング、コルチナ、VWタイプIIIなんかと事故が起こった時の為�に消防車や救急車までがセットされています、ああ夢が広がるなあ・・・・ 箱絵は子供用の域を超え、レースカーの爆音が聞こえてきそうなのです。 ジム・クラークのロータスが疾走し、マスタングやタイプIIIがカウンターを当てて走る雪道のイラストはコーラ1本で2時間は酔っ払えます。 この赤いVWタイプIIIをTOA Internationalさんで実車化して欲しいです。 人気者のミニ・クーパーは「レーシング・ミニ」としてマッチボックスでモデル化され、人気者だけに日本でもかなりの数が販売されました。 箱絵はムーンディスクにも見えるホイールのミニが白煙をあげてダッシュするさまが描かれていますが、ミ二カー本体もイラストも実車より横幅が拡げられているデフォルメがたまらないのです、これが芸術です。 このミニカーは通常赤系のボディーカラーで市販されましたが、画像のグリーンのはプロトタイプらしく、中々見つからないと思います、秘蔵品です。 英国の「スポット・オン」というブランドは60年代に消滅してしまいましたが、面白いミニカーを当時沢山作っておりました。 ギフトセットも面白い物がありまして、こちらは「トミー・スポット」という少年の目から見たサービス(整備工場)のジオラマになっています。 紙製のウィンドウ・ボックス内には工場のイラストが描かれミニカーとフィギュアがセットされてます。ちなみに真ん中の赤いシャツの彼がスポット少年です。 自分がスポットこの風景の中に入って行きそうな感じがしますね・・・・ 永遠に終わりそうもないミニカー(の箱)の話でしたがやっと最後になりました。 60年代英国コーギートーイのあまりにも有名なミニカーがこのバットモービルになります。 66年に発売されたキャラクター・ミニカーのはしりでしたが、最終的には何と500万個!!!!も出荷された超人気商品でした。 実車はリンカーン・フューチュラをベースにバリス・カスタムがバットマン劇中車輛に架装した物でしたが、見事にミニカー化されました。 バットマンやロビンのフィギュアが乗って、ミサイルやカッターも飛び出し、オマケのステッカーもついたりと子供心をがっちりと掴んだモデルでした。 内箱は飛び出す絵本のようになっていて、イラストもヘタウマのキャラクターとバットモービルが描かれていて楽しさ倍増になっております、やっぱこれですよ!! ところで皆さん、バットモービル実車を見てみたいと思いませんか?? Hot Rod Custom Showにゲスト車両として呼ぶ為に100万人規模の署名運動を行いたいと思いますので宜しくお願い致します。 そしてミニカー(の箱)のお話はまたいつかやりたいと思いますのでお楽しみに!!  
Wildman
フリーハンドで車や Motorcycle はもちろん、1-Shot Paint がのるものなら何でも直線曲線のラインを組み合わせて表現する Pistripe Art や、レタリング サイン、世界中のイベント ポスター デザインや Clothing デザイン等を行うのが MOONEYES Sign & Pinstripe Studio。日本で最初のプロピンストライパー Hiro "Wildman" Ishii があなたの Dream を想像しているモノ以上に叶えていきます。

お仕事のご用命は、E-mail または お電話にてご連絡ください。

MOONEYES Sings & Pinstriping Studio is headed by MOONEYES Official Pinstripe Hiro "Wildman" Ishii. No matter if it's lettering, pinstriping, designs, signboards, placards, airbrush, gold leaf, or something out of the ordinary, small or large as long as it can be hold still, consult with Wildman as he will get the job done and he will grant your Dream than you expect.

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