皆様ご無沙汰しております、先週末はですね一瞬だけアメリカに飛びまして、MQQNEYES USA主催の”Mother’s Day Show & Drag”イベントに参加して参りました。
それにしてもエアバスはでっかいぜ・・・
半年前のMQQNEYES X-mas Partyは残念ながら私のせいで大雨を降らせてしまい、世界中の方々に迷惑をお掛け致しましたが、今回は快晴王子復活となりまして、見事カリフォルニアの空をブルーに染めてやりました。というかもし今回も降らせてしまったら完全に出入り禁止になるところでした・・・・
今回の私のパートナー(レンタカー)はこちらカローラ・セダンでしたがこれが結構良く走りまして燃費も良く、何よりもデザインが日本仕様のアクシオとは全く違ってカッコ良いのです。こっちを日本でも売ればいいのにな・・・
大渋滞のフリーウェイ105でやっとこMQQNEYESに到着しますとそこは夢の世界でした・・・・・
何をいまさらと思われるかもしれませんが、Garageの中には伝説のマシン、MQQNBEAM様が鎮座されているのです!!私的にはDean MQQNが作った中で一番大好きなクルマでして、NHRAミュージアムでの展示で見て涙しましたが、このクルマの故郷であるSanta Fe Springsでもう一度遭遇できるとは感無量であります!!!やっぱりこのクルマはここでのシチュエーションがぴったりなのですよ。
おまけにOriginal MQQNEYES Dragsterや’34 Fordまで一時帰郷しておりまして、数十年前のMQQN Equipmentにタイムスリップ出来ます。これらのレジェンドたちは永遠にここにいるわけではございませんので、皆様早めにMQQNまで足を運んで下さいませ、本当にカッコいいですから!!
なんてウットリしてると、古くからのPinstripeのお客様がMQQNに来ていて「新しいHot Rodが出来たから横に乗ってくれ!」と連れ出されましたが一般道もFreewayもアクセル全開で危ないったらありゃしない、振動で車はバラバラになりそうだし、ぶつかったらこっちもバラバラになってしまうので到着早々時差ボケのままヘロヘロになってしまいました・・・そしてその後はバラバラになりそうに無いカローラ君でイベント会場のおなじみアーウィンデール・スピードウェイに向かいました。
会場内をウロウロしていると、昨年もいた1965 Original Shelby GT350が来ていました。Wildmanの66年GT350は2378台が生産されましたが、65年はたったの562台!!しか作られなかったので超貴重なのです。
相変わらず65年はカッコいいなと思っていると、2年前のHot Rod Custom ShowにThe Rocketを持ち込んでくれたDaleさんが「友人のクルマなんでこれに乗ってPizzaを買いに行こう!」ということになり現在25万ドルの価値のあるクルマでPizzaを買いに行くという大変贅沢な体験をさせてもらいました。
ロールゲージが室内にも張り巡らされていて横に乗るのも大変でしたが、走り出すとFord Try Y Headersが醸し出すV8の咆哮が街に鳴り響き、ウットリしたままピザ屋さんに到着しました。同じFordでもさっきのHot Rodとは違ってバラバラにはなりそうもありません。
アメリカに着くなり2台の全く素性が異なるFordの助手席試乗会となりましたがどちらも本当に楽しいクルマでしたよ。
で、マニアの変態としてはこの65年の素性が知りたくて調べました、ストーカーが趣味なので・・・・・
このクルマはSFM5S339というシリアルナンバーを持っております。SFMはShelby Ford Mustang、5は1965年式、Sはストリートバージョンを示しておりまして、数字の339はこの年の339台目のシェルビーということになります。(詳しくはWildman's Blog 2012年9月15日参照)
339号は1965年の5月9日にシェルビー・アメリカンがフォードから受け取り、GT350へのチューンナップ作業が行われ、6月2日に目出度く完成となりまして、ただのフォード・ムスタング・ファストバックからシェルビーGT350へと生まれ変わりました。そしてロサンジェルスのHi-Performance Motorsというお店に6月30日に卸されました。その後2人のオーナーを経て、現オーナー様が1975年に何とビックリたったの$350で譲り受けたということなのです!!!!!!!!いくら30数年前のお話でもたったの350ドルでシェルビーですよ、酔っぱらっている間に交渉成立したとしか思えませんな!!それともGT350だから350ドルにしたのでしょうか???全く夢のようなお話であります。350ドルが25万ドルに化けるとは絶版ミニカー以上のプレミアですね!!
なんて勝手なお話はさておき、翌日は曇りのち快晴のアーウィンデールにて無事Mother's Day Show & Dragが開催されました、雨は降りませんでした。さらに翌日は母の日というのに、カーガイの方々は多数集まりましてそれぞれShow & Dragを満喫してましたね。
レースカー、カスタムカー、モーターサイクル、チキチキマシーン?まで沢山集まってくれましてX-mas Showのうっ憤を晴らすイベントとなりました。
たったの6台しか作られなかった”Motion Super Vega”なる珍奇な怪物マシンも来ていてビックリしてしまいました。すんごいクルマでした・・・
勝手に決めたWildman's PickはこちらのHot Rodになります。グリルのバーを見れば一目瞭然の?ボルボP445になります。50年代のクルマですがこんなものをベースにした変態さんに拍手であります!
実車の写真を探すのが面倒なので当時物ミニカーの画像で御理解下さい。このモデル、日本には数台しかないと思います(自己満足)
Pinstripeのお仕事も色々と頂けまして充実した一日となりました、有難うございました。
そんなこんなで無事にこのイベントも終了となりましたが、皆様は「本牧Style」ブログで御存じかと思われますが、ムーンアイズ エリア-1のカリスマ店長こと成田亮平が先週末をもちまして四半世紀に渡るムーンアイズ生活にピリオドを打ちました。家業を継ぐためのFA宣言となりましたが、この2週間は多数の方々がカリスマに会いにエリア-1まで来て頂きまして、まことに有難うございました。
私も彼が元町ショップでのアルバイト時代からの付き合いですが、風貌が変わった以外は当時から何も変わっていません・・・・どこかで彼を見掛けたら「カリスマ~!!」と声を掛けて下さいませ、きっと振り向きます。そしてカリスマはレジェンドと化すのです。亮平は死なず、ただ消え去るのみ・・・