

交流戦が始まり何とか息を吹き返しつつありますが、いかんせん4月に作った借金が多過ぎまして、最下位脱出は困難な状況となっています。滅茶苦茶に点を取りますがそれ以上滅茶苦茶に点を取られるという試合が多く、ラグビー並みのスコアはある意味感動さえ覚えます。



それでも先日雨天の中、横浜スタジアムで行われたオリックス戦に出向きましたが、ここ数年観に行けばほぼ勝利というWildmanのジンクス通り今回も勝ちましたが、やっぱり壮絶な打ち合いとなり11対8という野球ぽく無いスコアでありました、疲れますねこういうの・・・・
今年はルーキーの牧選手が開幕からレギュラーを勝ち取り、新人王争いをする素晴らしい成績を残しておりまして、こちらを楽しみにしております。


という事で、本牧のとある駐車場にこのようなクルマが鎮座しておられます、きっと宇宙船ですよね。どうやったらこのようなデザインが生まれるのかさっぱり分かりませんが約50年も前に作られた変態車両はシトロエンSMさんであります。気持ちの良い気持ち悪さですよね。

シトロエンは当時マセラティと提携関係にあり、マセラティ製のV6エンジンを搭載し前輪駆動で200km/hを目指したクルマですが、お得意のハイドロニューマチックサスペンションも組み合わされている変態車両なのであります。


ガラスに覆われた6灯ヘッドライトは可動式でありまして、こんなのに照らされたら驚いて道を譲ってしまいますね。しかもこのクルマ結構デカくて迫力があるのです、ハイドロなので止まってるとこんなにペッタンコですし・・・・
何から何まで恐ろしくて絶対に自分では所有したいと思いませんが、見ている分には本当に楽しいのであります。
そう思ったら良いオモチャがあります。最近は死ぬまでに欲しいミニカーはほぼ手に入れてしまい(といいますか、残り何台はなかなか手に入らないだけなのです)ミニカーで無いオモチャに手を出してしまう事が多くなり、しかもそれが巨大だったりして困るのです。


仏蘭西はMontblancというメーカーの巨大なシトロエンSMです、もちろん50年前の当時物であります。1/12スケールなので全長40cmもありまして、置く場所に困っております。隣の赤いのが1/43スケールのミニカーなのでバカでかい大きさが分かりますよね。




プラスチック製ボディですが素晴らしいプロポーションでSMの気持ち悪さが伝わって来るのです。室内も凝っておりましてドアを開けると実車に乗っている気分になれます。なので実車はいらないのであります。

お次はもっと気持ちの悪いクルマ、アルファロメオ・ナバホであります、本当に宇宙に行ってしまいそうな奇天烈デザインであります!!

カウンタックをデザインしたベルトーネの奇才ガンディーニの問答無用の快作であります。70年代当時にイメージするスターウォーズ的な未来感なのですかね?何をどうやったらこのような面が生まれるのか、何を考えてこのようなカタチが構成されたのか、ガンディーニさんに一度腹を割って話をして頂きたいですね。





こちらも1/14スケール、全長30cmの巨大モデルですが70年代当時に作られた日本製のラジコンなのであります。隣のちっこいのは1/43スケールのミニカーになります。

WACO(ワコー)というブランドの日本製ラジコンなのですが、見事ナバホの気持ち悪い面の組み合わせを表現しております、これマジカッコいい!!


保証書も入っておりまして、ついこの前の昭和54年3月11日に東京都足立区のおもちゃのキリン駅前店にて販売されたようです。きっとおばあちゃんが孫の中学校入学祝いに買ってあげたのでしょう。孫はナバホのデザインが気に入らず箱に入れたまま30年以上経過し、ナゼかWildmanの元にやって来ました(想像)しかし保証期間は3ヶ月との事でもう切れてしまいました、残念!!



最後は少しまともなモデルをご紹介致します。Made in USA黄金期のアメリカはAMF社製の1/12スケールの1966マスタングHTであります。新車の販促用プラスチック製プロモーショナルモデルとしても使われたようで、空前絶後のプロポーションを誇っております。やはり全長40cmもあり、隣りの1/43ミニカーが小さく見えるのです。ホントに置き場所が無い・・・・・


ほぼフルオプション状態のマスタングを表現していてホイールキャップやマフラー、ガスキャップ、エンブレム、室内も完全に1966マスタングを再現しています、55年前のオモチャなのに凄いですよ。



これモーターライズで走ったりライトがピカっと点灯したりするようですが、爆発したら恐ろしいので一度も試した事はありません、小心物なので。
という事で巨大モデルが増えてしまうと住む場所がなくなってしまいますので、皆さんもコレクションする物の大きさは冷静に考えた方が宜しいかと思います、本当に。
2021年6月22日(火)ついに MOONEYES International Magazine 最新号発売!!
今回の WILDMAN'S TALK は、ワイルドマン石井の<変態は一夜にして成らず......>、「こちらのあちら(日本産と外国産)」。国産、外国産問わずミニカーの変態的紹介を目指すMIM。今号は数ページにわたって日本メーカーと外国メーカーのつくった外国車モデルを比較してみたいと思う。題して
「こちらのあちら」
「あちらのあちら」
「こちらのこちら」
乞うご期待!
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